寝室2室、約69㎡だった赤れんがの平屋を、成長する家族にどう合わせるか。Loader Monteithはマンチェスター近郊のPrestwichでDeyne Avenueを改修し、後方増築と屋根内の新しい階で寝室4室の住まいに組み直した。元の間取りに部屋数だけを詰め込むのではなく、共有空間の場所、階同士のつながり、裏庭への移動を同時に見直した点が重要だ。
増築する場所の前に、生活空間を動かす
通りに面する前側の一部を寝室とし、書斎や家事機能も置く一方、主要なキッチン、食事、居間は後方の増築部分へ移した。共に使う活動が庭に近づき、前後の役割を再配分している。69㎡という数値は工事の出発点を説明するもので、新階を加えた後の総面積と混同してはいけない。
簡潔な収納と木棚でキッチンの作業機能をまとめる。後方の三つの共有空間はつながり、段差で徐々に下がって食事と居間を庭の高さへ近づけ、引き戸で外へ開く。公開写真では、キッチンからの視線が複数の開口と屋根の線を通り、すぐに壁で遮られない。高低差が区分と接続を同時に担い、閉じた部屋を追加することだけで配置を解決していない。
共有の居間が屋根の線に沿い庭へ開く。赤れんがと銅で新旧の関係を保つ
正面は緑がかった銅の入口を赤れんがと陶製の屋根瓦に合わせる。後方も赤れんがを使い、銅の細部とセダムの緑化屋根を組み合わせた。地域のれんが建築を研究し、持ち出しや折れた面を追加部分へ取り入れている。材料の連続性とともに、継ぎ目、方向、光によって新しい空間の境界を読める。
外観写真では、新しい屋根の開口が暗い枠で突出する一方、赤い瓦と従来の街路の尺度を保つ。後ろは低い屋根の線で庭につなぎ、すべてを同じ高さへ増やさない。屋根、入口、庭側がそれぞれ異なる仕事を持つ。改修例を比較するなら、通り側と日常活動の多い側を分けて見たい。
屋根の新しい開口と低い増築が側面に異なる高さを見せる。新しい階と光が、コンパクトな家を明確にする
中央の階段上部に天窓を設け、新しい上階の寝室へ導く。コンクリート床、白い壁、現しの木工が控えめな基盤となり、部屋の間の転換を読みやすくする。キッチンの作業面、木の階段、緑の椅子が限られた素材と色の変化を加える。装飾で動線を覆うより、部屋同士の関係を支えている。
白い壁の間を木の階段が上階へ導く。
角の窓から浴室へ自然光を入れる。これは個人住宅の改修で、すべての敷地へ移せる面積の公式ではない。古い家を考えるなら、独立した寝室数、共有する活動、庭と階段の位置、上下移動を受け入れられるかを先に整理したい。Loader Monteith公式サイトで住宅の仕事を知り、実際の構造、敷地、法規は専門家と検討する必要がある。一つの事例の写真は、個別の家の条件そのものを代替しない。