迷彩の起点は軍服だけでなく、一部分の植物の根にもなる。フランスのVEJAとロサンゼルスのPLEASURESが手がけるSalarは、接写した根のスキャンを抽象的な模様に加工し、アウトドア要素を持つ街の靴型へ取り込む。日本価格38,500円で2026年10月28日発売予定。10月23日に紹介されたこの靴は、森林写真をそのまま貼るのではなく、自然の風景を表面の模様へ変える。
根の画像を抽象化し、茶と緑で受け止める
植物の根を近くで写した画像を、迷彩のような有機的な形へ加工した。自然の成長の不規則さを残しながら、誰もが元の物をすぐ見抜く必要はない。幾何学の反復模様とは異なり、完全な対称の中心を探すより局所的な交わりや密度を見るのに向く。
茶、オリーブグリーン、濃色が土、樹皮、葉を連想させる。側面のVは全体の模様に飲まれず読め、靴ひもとつま先が視線を中央へ戻す。植物、脚、靴を同じ画面に置くイメージは共同企画の表現で、実際に履く際に植物の装飾が付くことを意味しない。
イメージ写真で植物、靴下、靴を同じ画面に置く。
正面の着用角度で靴ひもとつま先、下半身の関係を見る。メッシュ、スエード、Vibramが異なる表面を受け持つ
メッシュとスエードを組み合わせたパーツは、開いた穴と厚い縁によって触感を複数にする。側面写真では茶の覆いがメッシュの上に道筋を描き、濃いソールと上下の重さを変える。ワイドパンツを合わせると、覆いやVの見える面積で模様の露出も変わる。
VibramアウトソールはVEJAの元の靴型の技術的な方向を引き継ぐ。メーカー名は仕様を調べる手掛かりになるが、当サイトがグリップや長距離を試したことにはならない。多く歩くならサイズ、足の空間、普段の路面を一緒に比べ、植物のイメージだけで全アウトドア環境に適した専門靴とは判断しない方がよい。
自然の着想は素材にも及ぶが、単一素材ではない
公表素材には再生ポリエステル、オーガニックコットン、アマゾンの天然ゴムなどがあり、異なる部位に使う。これは選択した素材の説明で、全体が100%天然、完全に再資源化可能、全部品が同じ場所由来とは言えない。成分比率と各部の用途は商品仕様で確かめたい。
10月28日の予定発売前に、VEJA公式ストアでシリーズと販売先の更新を追える。サイズ、入荷、在庫は各ページが基準だ。普段のパンツに茶と緑が合うかを見て、模様をどこまで見せるかを決めれば、自然の表情を日常へ取り込める。ここではアウトドアの言葉だけでなく、比率と表面の選択になる。