ワークジャケットに擦れや傷みの跡がつくまで、一体どれほどの時間が必要なのか。Carhartt WIPは今回、その“待つ”という工程を飛ばし、加工技術によって時間そのものを作り出すという選択をした。

FW26シーズンの核となるのは、新技術「Destroy Wash」。全て手作業で行われ、厚手のキャンバス素材アイテムに施される。縫い目や裾部分をあえて削り、風化したような質感を出荷前の段階で纏わせるという手法だ。この加工はブランドを代表する定番モデルにも採用されている──OG Chore Coat、女性用のOG Arcan Jacket、そしてOG Double Knee Pantだ。つまり、新しいシルエットをデザインするのではなく、既存の定番シルエットが本来持つべき“使用感”を再定義しているのである。

アウターラインのCurtis Sweater JacketとBolon Sweat Jacketは、また別のアプローチを取っており、機能性を重視したカッティングが特徴。カラーはTangled Shady PurpleとDark Navyを選び、ワークウェアらしいアースカラーから外れた、今シーズンでは数少ない選択肢となっている。デニムアイテムのOakland Shirt JacとOakland Pantは、水洗いと経年風加工で表現されており、1989 Winners Sweatのようなニットアイテムでは、耐久性と着用感のバランスというブランドならではの持ち味を維持している。

プリント部分では、Duck Feather PrintがTravon Shirtと対応するキャップに登場し、今シーズンでは珍しいグラフィックの試みとなっている。またPlaying Cards TeeやCheese Toast Teeといったグラフィックティーもラインナップされ、経年加工シリーズの重厚な質感とは対照的な、より軽やかな路線を打ち出している。

コレクション全体の価格帯は18米ドルから348米ドルで、Carhartt WIPのグローバル旗艦店、一部取扱店、そしてブランド公式サイトにて即日発売される。

Carhartt WIP、新品を「Destroy Wash」で経年変化風に。FW26は“時間の質感”を纏う
Carhartt WIP、新品を「Destroy Wash」で経年変化風に。FW26は“時間の質感”を纏う
Carhartt WIP、新品を「Destroy Wash」で経年変化風に。FW26は“時間の質感”を纏う
Carhartt WIP、新品を「Destroy Wash」で経年変化風に。FW26は“時間の質感”を纏う
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