「We would like to see a good bill go through」——シティグループCEOジェーン・フレイザー氏のこの発言、重要なのは「go through」ではなく、その「good」という言葉にある。

The Blockの報道によると、フレイザー氏は暗号資産法案、すなわちClarity Actの成立を望むと公に発言した。一見支持を表明しているように聞こえるが、彼女自身も、他の関係者とともに法案内容の修正を求めて交渉を続けていることを認めている。特にステーブルコインの報酬メカニズムをめぐる論争は、現在も続いている。

言い換えれば、シティが求めているのは「この法案」ではなく、「調整を経た後のこの法案」だ。銀行システムとステーブルコイン発行者の間では、報酬条項をどう設計するかについて、明らかにまだ折り合いがついていない。フレイザー氏の発言は、支持表明というよりも、条件付きの支持と言える——法案は通してもいいが、条文は自分たちの意向通りに修正すべきだという立場だ。

報道では、彼女が具体的にどの条項の修正を望んでいるのか、また交渉のスケジュールについても詳しく触れられていない。現時点で確認できるのは、Clarity Actの立法プロセスが、銀行業界とステーブルコイン発行者の報酬メカニズムをめぐる駆け引きの中で、依然として停滞しているということだけだ。