事前収録映像の中で、ヒュー・ジャックマンがケヴィン・ファイギに「自分も『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』に出られないか」と尋ねると、デッドプールは冷たく「ちゃんと台本通りにやれよ」と一蹴した。これがD23 2026現地で飛び出した最もストレートな一言であり、まさにこの発表会全体のトーンを象徴していた。この夜ディズニーが提示したのは全く新しい世界観ではなく、数多くのキャラクターが再配置され、再解釈される瞬間だったのだ。

マーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギ自らが、MCU版『X-MEN』リブート作の第一弾キャストを発表した。セイディ・シンクがジーン・グレイ、キット・コナーがサイクロップス、クリストファー・アボットがプロフェッサーX、サマラ・ウィーミングがエマ・フロスト、インディ・ナヴァレットがローグ、マヤ・ホークがストームを演じ、悪役はアダム・ドライバーのミスター・シニスターが務める。この新世代ミュータントチームは2028年5月5日に北米で公開される。

同じ夜に、二人のサイクロップス

興味深いことに、『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』の新予告では、ジェームズ・マースデン演じるサイクロップスがマグニートー、シルバーサーファーと共に登場し、ドクター・ドゥームと対峙するシーンが確認された。つまり同じD23のステージ上で、サイクロップスというキャラクターが異なる世代の二人の俳優によって同時に演じられたことになる――一方は旧タイムラインの締めくくり、もう一方は2028年リブート版の始まりだ。『アベンジャーズ:ドゥームズデイ』は台湾では2026年12月16日公開予定。

ポール・ベタニーとジェームズ・スペイダーは、Disney+シリーズ『ヴィジョン・クエスト』の最新予告を披露し、アルトロンの復活を確認。物語はヴィジョンが「自分は何者なのか」を問い続ける展開になるといい、10月14日に配信開始する。

アニメーション界の世代交代

ピクサーとディズニー・アニメーションもこの夜、キャラクターたちを「成長」させることに忙しかった。『Mr.インクレディブル3』ではヴァイオレットとダッシュにスポットが当たり、二人は夜な夜な密かに出動して自分の実力を証明しようとする一方、Mr.インクレディブルは新世代ヒーローの台頭による中年の危機に直面する。2028年6月公開予定。『リメンバー・ミー2』ではミゲルがすでに青年へと成長しており、ベンジャミン・ブラットの声優復帰も確認された。今回エルネスト・デラクルスがミゲルへの復讐を企てる展開となり、2029年11月公開予定。

『アナと雪の女王3』の映像も公開され、アナとクリストフの新婚旅行中、湖を通じて偶然にも謎めいた氷の世界へと迷い込んでしまう展開が明らかに。紫色の蝶に囲まれた女性が同じ氷の力を持っているらしいことも判明し、オラフの傍らにはサマンサという名の新たな女性スノーマンも登場する。2027年秋公開予定。『ズートピア3』の制作も正式決定し、今回は多数の鳥類キャラクターに焦点が当たるとのことだが、公開日はまだ発表されていない。

スター・ウォーズ陣営からは、ライアン・ゴズリング主演の『スター・ウォーズ:スターファイター』が登場。役名は「ケイド・オベロン」と発表され、シリーズがこれまで描いてこなかった時代を舞台にするという。2027年5月公開予定。また『アソーカ』シーズン2も2027年1月にDisney+で復帰することが確認された。

最後のサプライズは『キングダム ハーツ』のアニメシリーズ化決定だ。野村哲也氏とスクウェア・エニックスのチームが開発に参加し、全く新しい物語で世界観を再解釈するという。同じく発表された『キングダム ハーツIV』では、『リメンバー・ミー』の世界と敵役エルネスト・デラクルスの参戦が確認され、2027年末にPS5、Xbox Series X|S、Switch 2、PC向けに同時発売予定。アニメ版『キングダム ハーツ』の配信・放送時期はまだ発表されていない。