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Green Day、パンク・ロードコメディ映画を制作するも、肝心のDIY精神を置き去りに

Green Dayが初の劇場長編映画『Nimrods』で8月14日に公開。『ブラック・フォン』のメイソン・テムズが主演を務めるが、批評家は「この作品はキャラクターをスターに近づけることばかりに執心し、パンクが本来持つ意味を見失っている」と指摘している。

Morgan Lee, Features Editor
Green Day、パンク・ロードコメディ映画を制作するも、肝心のDIY精神を置き去りに

作中で最も笑える瞬間は、意図的に仕込まれたギャグではない。主人公一行が夢が潰えたと悟り、カンザスシティへ帰ろうとするその刹那——サントラが突然〈Wake Me Up When September Ends〉のイントロを流し、まるで缶詰の笑い声が自ら白状するかのように画面へ割り込んでくる。Stereogumの評論家トム・ブレイハンは、これはおそらく監督が狙った笑いどころではないだろうが、実際に彼を笑わせた作品唯一の場面だったと述べている。

『Nimrods』はGreen Day初の劇場長編映画で、Live Nationが制作に参加し、8月14日にアメリカで劇場公開される。監督はリー・カーク、脚本は彼とGreen Dayのメンバーによる共同執筆だ。物語の舞台はカンザスシティ出身の3人組パンクバンド「Analog Dogs」。ボーカルのトミー役は『ブラック・フォン』や実写版『ヒックとドラゴン』で知られるメイソン・テムズが演じ、母親役には元『ジ・オフィス』出演者ジェナ・フィッシャーが起用されている。バンドのベーシスト、フレッドはカイラー・コフマン演じるバカな悪友キャラで、ドラマーのチャド(ライアン・フォースト演じる)は仲間から「もっとパンクらしくしろ」と圧力をかけられるマザコンとして描かれる。

物語は一本のいたずら電話から動き出す。トミーの兄ウェイン(マーク・ラファロの息子、キーン・ラファロ演じる)の悪友が、ドラマーのトレ・クールを装い、バンドをGreen Dayのカウントダウンライブの前座として、ハリウッドの殿堂「パラディアム」に招待したと嘘をつく。3人は迷わずウェインの車を盗んで旅立つ——本作では車泥棒シーンが一度きりではない——道中にはフレッド・アーミセン演じる様々な奇人と遭遇し、暴走、乱闘、キノコ摂取、タダ食いを繰り返しながら、一度も真偽が確認されない招待に向かって突き進んでいく。

ブレイハンの不満の核心は、ギャグが不発だったことではなく、この映画の「パンク」に対する理解が本末転倒している点にある。作中の登場人物たちはディー・ディー・ラモーンだの何だのと口にし、部屋の壁にはRancid、The Misfits、My Chemical Romanceのポスターが貼られているが、地下ツアーやサブカルチャーコミュニティ、あるいは本物のDIYシーンに属するものについては最後まで一切触れられない。このグループの究極の目標は、Green Dayに近づき、Green Dayに見出され、Green Dayの威光の下で生きることであって——本物のパンクバンドがそうするように、自分たちの力でライブを実現させることではないのだ。Green Day自身、かつては改造アイスクリームトラックで全国を回っていた貧乏な若者たちだった。そのトラックは本作にも登場するが、映画はこの歴史を意味のある物語へと昇華させることは一度もない。

ビリー・ジョー・アームストロングが映画に挑戦するのはこれが初めてではない。10年前、彼は同じくリー・カーク監督、フレッド・アーミセン出演の『Ordinary World』で主演を務めたが、成果はぱっとせず、多くの人がタイトルすら耳にしたことがないだろう。今回、彼は同じ監督、同じスタッフを再び招集し、さらにバンド全体を制作陣に加えて再挑戦している。

ブレイハンの下した結論は率直だ。『Nimrods』はGreen Day自身とその関係者向けに作られた作品――履歴書であり、自己美化のための伝記映画であって、ファンやパンク精神を真に理解した映画ではない、というものだ。なお、日本での公開情報は記載されていない。

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