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Kennedy Yankoパリ展は2027年1月3日まで。金属と絵具の膜が建築の石膏型の間で折り重なる

Ce qui nous rassembleは10月16日に開幕。Cité de l’architecture et du patrimoineで、現代彫刻が歴史的建築に応え、素材の記憶と距離、色を考える。

Blake Ho, Visual Editor
Kennedy Yankoパリ展は2027年1月3日まで。金属と絵具の膜が建築の石膏型の間で折り重なる

歴史的建築の型が集まる空間で、現代彫刻は最大の大きさで勝負する必要はない。Kennedy Yankoの個展「Ce qui nous rassemble」が2026年10月16日から2027年1月3日まで、パリのCité de l’architecture et du patrimoineで開催される。再生金属と柔らかく折れたような絵具の膜を、Carlu Galleryの石膏型コレクションに介入させた。展名は私たちを結びつけるものと理解できるが、まず目に起こるのは新旧の素材が同じ視線を占める関係だ。

Kennedy Yankoの暗緑の絵具の折れ面と金属の接写
滑らかな暗緑の面と粗い断面を接写で見せる。

布に見える面は、絵具と金属のせめぎ合い

Yankoは絵画、彫刻、インスタレーションを横断し、工業金属の折れ、へこみ、酸化の跡を、厚く柔軟な絵具層と対比させる。paint skinsと呼ばれる部分には布や皮膚のようなひだがあるが、写真で柔らかく見えるからと一枚の布と表現することはできない。素材本来の重さと、目に映る垂れ下がりが作品の鮮やかな矛盾をつくる。

Kennedy Yankoの赤い絵具の膜と金属彫刻の細部
赤い絵具のひだと古い痕跡のある金属を近距離で対比する。

展示写真では青灰、暗緑、深紅の滑らかな面が不規則な金属の端と絡み合い、台座に立つものも壁に沿うものもある。どこに古い物の痕跡が残り、どこが色で新たに覆われたかを見分けるとよい。すべてのひだを固定の象徴へ解釈しなくても、抽象彫刻を見る具体的な入口になる。

建築の石膏型は背景となり、作品のスケールも変える

Carlu Galleryにはフランスの大型建築彫刻の型があり、門、人物、装飾はもともと折れ線と立体のリズムに満ちている。その前に置くYankoの金属の角は衣服のひだと対応し、絵具の平面は時代を感じさせる凹凸と向き合う。古い建築を取り払い白い箱へ作品を入れるのではなく、既存のコレクションを鑑賞に参加させ続ける。

Kennedy Yankoの黄色い金属彫刻と大型の建築門
垂直の彫刻が高い門の前で鑑賞の尺度を変える。

巨大なアーチの下では小さく見える作品も、近づけば光沢、錆色、暗いひだが注意を引く。遠くでは建築と彫刻の比率を、近くでは表面の力、断面、色を見るという別々の距離がある。展示写真は比較の手がかりになるが、実際の大きさや回り込む感覚に代わるものではない。

パリで訪れるなら、ギャラリーの住所と会場を分ける

館が建築と現代美術の対話プログラムで作家を招いた展覧会で、パリのアートウィークにも注目された。献身、創造、素材の記憶にも物語が広がる。精神的な標語にまとめるより、捨てられた金属がどの位置で再び重みを得るのか、色はどの古い痕跡を残すのかという問いを持って見るのがよい。

会場はパリ1 Place du Trocadéro et du 11 Novembre, 75116。Salon 94公式の展覧会紹介で会期を確認し、開館とチケットは館へ確認したい。ページ末尾のニューヨークやパリのギャラリー連絡先を会場と混同しないこと。パリの予定を組むなら、未開幕のアートウィーク予告ではなく、現在開催中で1月3日まで年をまたぐ展示として考えられる。

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