天然石文字盤は、彫り模様、塗装、ロゴだけでは生まれない表情を時計に与える。Piaget、Rolex、Audemars Piguet、Bulgariは、象嵌、鉱物の色、ターコイズの模様、大理石を時刻表示に取り入れる。これは素材とデザインの観察であり、本日発売の一覧ではない。以前からある作品も多く、珍しい素材が値上がりを保証するわけでもない。
Piaget:石片から抽象的な肖像を組み立てる
Piaget Andy Warhol Collageは50本限定で、1986年の自画像コラージュに着想を得た。黒、ピンク、緑、黄色系の石を切って合わせ、顔を印刷するのではなく色面の関係で示す。全体を見てから、石片の境界と針の通り方へ視線を移すと、小さな構図として読める。
同ブランドのタイガーアイは自然の帯状模様が中心だ。似たケースでも、抽象的な石象嵌と方向性の強い石目では個性が変わる。正面と斜めの写真を比べ、模様が時刻の読み取りを妨げないかを見る。自然の違いは魅力だが、実物と公式説明での確認も必要だ。
Piagetのタイガーアイ文字盤と段状ケース。RolexとAP:定番の輪郭が不規則な模様を支える
Rolex Day-Dateのカーネリアン、ターコイズ、グリーンアベンチュリンは、特徴的なベゼル、曜日窓、ブレスレットの中に色を置く。窓が石目をどう区切るか、光の下で目盛りが見えるかを確認したい。目を引くだけでなく、時刻を示す役割も残る。
緑色天然石文字盤のRolex Day-Date。
Rolex Day-Dateのカーネリアン文字盤。37ミリのAudemars Piguet Royal Oak Ref.15550BA.OO.1356BA.01は、イエローゴールドと天然ターコイズを組み合わせる。八角形ベゼルがシリーズらしさを保ち、文字盤はいつもの模様を石へ譲る。幾何学的な外側と自然な内側を分けて見ると、対照がよくわかる。
Audemars Piguet Royal Oakのターコイズ文字盤。Bulgari:大理石と薄い構造の緊張感
Bulgari Octo Finissimoの緑色大理石作品は、白い筋で別のリズムを作る。トゥールビヨンでは機械の開口も必要で、石、空間、多面ケースが一つの画面になる。特別仕様は年によって石の範囲が異なるため、全体を覆う版と通常の石文字盤を同じ仕様と考えてはいけない。
緑色大理石のBulgari Octo Finissimoトゥールビヨン。選ぶ前に品番、石名、修理方法を確認し、写真と納品される石目の違いを尋ねたい。「模様がすべて違う」から全モデルが一点物とは言えず、非公開の供給条件も一律の規則にできない。長く楽しめるのは、素材が針、目盛り、ケースとどう働くかという細部だ。