
大理石模様のミッドソール、石灰岩を思わせる多孔質のプリント、アザミのようなざらついたグレイッシュパープル——今シーズンのnordaの命名ロジックは単なる「秋冬新色」に留まらず、地質学と植物学の標本カタログのような趣を持つ。FW26シリーズは一挙に12色の新色を投入し、ブランドのコアとなる001A、002、005、008、055の5モデルを横断。それぞれが鉱石や火山地形、あるいは植物のイメージと対応しており、単なる配色替えとは一線を画す。

スピード感を先陣で担うのが005シリーズだ。「005 Zephyr」はシルバーベースに鋭いメタリックディテールを合わせ、疾走感のあるビジュアルを演出。「005 Scoria」は火山地形の荒々しい質感へと転換し、「005 Stealth Black」はグラデーショントーンとあらかじめ施したエイジング加工で、スピード感をより暗く控えめなレイヤーへと落とし込んでいる。

本当に手が込んでいるのは、bio-circular Dyneema®素材を採用した001Aラインだ。「001A Almond」はライトトーンを基調に、ブラックとリフレクティブシルバーのディテールで縁取り。「001A Scoria」はグレーとモーブのグラデーションを組み合わせ、ミッドソールには大理石模様を施した。「001A Serpentine」はフェードグリーンで、そのまま「001A Star Anise」のブラウントーンとブラックディテールへと繋がっていく。この4色の移り変わりには明確なストーリー性があり、鉱石から植物、そしてスパイスの色調へと展開していく。










