暗号資産を直接保有していないファンドが、株式保有を通じて過去最大規模のビットコインを間接的に抱えている。

調査機関K33が開示したデータによると、ノルウェー政府系ファンドの運用を担うNorges Bank Investment Management(NBIM)の間接ビットコイン・エクスポージャーが過去最高水準まで上昇した。このエクスポージャーはBTCを直接購入したものではなく、ポートフォリオ内でビットコインを保有する上場企業の株式に由来するもので、そのうち1社であるStrategy(旧MicroStrategy)だけで86%を占めている。

Strategyは長年、社債発行や増資による資金調達でビットコインを買い増しており、これを企業のバランスシート戦略の中核に据えてきた。NBIMのビットコインへの間接エクスポージャーは、ある意味でこの企業の株式保有規模とほぼ同義と言える。

K33はまた、NBIMがBitmineへの8800万ドルの投資を新たに開示したことも指摘している。Bitmineはイーサリアム備蓄企業で、公開市場での資金調達を通じてETHを購入・保有するという、Strategyと同様の運用ロジックを採用している。これはNBIMの間接暗号資産エクスポージャーが、ビットコイン単一資産からイーサリアム備蓄企業へと拡大していることを示している。

NBIM自体は暗号資産を直接保有しておらず、これらのエクスポージャーはすべて関連上場企業への株式投資に由来するものだ。エクスポージャーの具体的な金額やファンド総資産に占める比率については、K33および公開資料からより詳細な数字は示されていない。