一枚の声明で中止となったのは一公演だけではない。会場全体の12月のスケジュールが白紙となったのだ。ロンドン西ケンジントンにあるOlympia London、収容人数7,000人のThe Grand Hallでは、12月にRoyal Blood、Interpol、Bloc Partyの公演が順次予定されていたが、今回すべてが中止となった。
Royal Bloodは12月3日にここで公演を行う予定で、2026年イギリスツアーの一環だった。Brighton出身の2人組は10月2日、SNSで声明を発表した。「12月にOlympia(The Grand Hall)で公演を予定していた全てのアーティストと共に、会場側が予期せぬ運営上の問題に直面しているとの連絡を受けました。そのため今年の全公演の中止を余儀なくされました」。
声明はこう続く。「あらゆる可能性を模索しましたが、12月3日当日にロンドンで適切な代替会場は見つかりませんでした。クリスマス休暇前にこれ以上のスケジュールの混乱を招くよりはと考え、チケット代の全額払い戻しを決定しました」。バンドはまた、2027年の新たなロンドン公演をチームが準備中であり、詳細は追って発表するとも明かしている。
InterpolとBloc Partyが12月4日、5日にOlympiaで予定していた合同ヘッドライナー公演も、Ticketmaster上で「cancelled(中止)」と表示されている。両バンドは来月、イギリス・ヨーロッパ合同ツアーを控えているが、これらロンドン公演が延期されるのか、あるいは別会場に移るのかについては、現時点で発表はない。
12月の全公演が影響を受けたわけではない。Jamie Tが12月11日、12日にOlympiaで予定していた2公演は、日程は変わらず、より大規模な会場であるOVO Arena Wembleyへと変更された。このアーティストは新作アルバム『Ghosts (100 Days of Morning)』を引っさげ、間もなくイギリスツアーを開始する。Olympia公式サイトによると、10月15日のKhalid、11月7日のPuscifer、11月27日のThe Damnedの公演は予定通り開催され、会場は西展示ホール上部に新しくオープンしたBritish Airways ARCに変更される。
Royal Bloodの5枚目となるスタジオアルバム『Dead Company』は来月リリース予定で、最新シングル「Swallow The Bomb」も収録される。ボーカルのMike Kerrは以前、Reading Festival 2026でNMEの取材に応じ、このアルバムについて語っていた。「このレコードのコンセプトは、最初から最後まで一切気を抜かない作品を作れるか、ということだった。最後まで聴き通せる人には本当に感心するよ。どの曲も、ライブでどう響くかを思い描きながら作っていて、曲同士が繋がったときにちゃんと機能するようにこだわった」。さらにこう付け加えた。「結局のところ、それが僕らがバンドをやっている理由なんだ——ライブこそが、僕らにとって本当の見返りなんだよ」。