一行の歌詞の中に、存在しないスペイン語の単語が紛れ込んでいた――辞書を引いても見つからない。それがBonoからのメッセージを受け取ったときのRosalíaの第一印象だった。
Rosalíaは10月7日放送の『The Tonight Show Starring Jimmy Fallon』で、司会のJimmy Fallonにこの奇妙なやり取りについて語った。彼女とU2のボーカル、Bonoは今まで一度も直接会ったことがなく、連絡はすべてメッセージのみ。きっかけはBonoが当時〈The Mirror Maker (Rosalía)〉というタイトルの曲――U2の新アルバム『Carnaval De Luz』の4曲目――を制作していたことだった。
「彼とは面識がないんですけど、メッセージが来て、新しいプロジェクトをやっていて〈The Mirror Maker〉という曲を作っているって教えてくれたんです」とRosalíaはFallonに語った。続けてBonoは、自分が書いたスペイン語の歌詞が本当に意味の通る言葉になっているか尋ねてきたという。Rosalíaが振り返るには、中でも一つの単語が特に引っかかった。「そんな言葉、聞いたことがなくて」。後で調べてみると、その単語は標準スペイン語にはそもそも存在しないものだった。
Rosalíaがぶ Bonoに返したアドバイスは実にシンプルだった。「私にもわからない。でも、いっそ自分で言語を作っちゃえばいいんじゃない」
Rosalíaは一連の出来事を「信じられない」と形容し、自身が子どもの頃からU2を聴いて育ったことに触れ、〈With Or Without You〉の一節を口ずさんでみせた。「Bonoは伝説」と彼女は言う。「本当に信じられないことなんです」
Bonoは先月すでにこの曲の誕生秘話を明かしており、Rosalíaを「並外れたアーティスト」と評していた。「僕らは普段、刑務所にいる人や亡くなった人について歌うことが多いんだけど」と彼は冗談めかして話していた。「今回は純粋にある人を祝福するための曲なんだ。彼女が並外れたアーティストだから、それだけの理由でね」。Bonoによれば、Rosalíaが2025年に発表したアルバム『Lux』に特に惹かれたといい、そこで探求されているスピリチュアリティや“再び魅了される”というテーマが、U2が『Carnaval De Luz』で模索している概念と重なる部分があったという。「彼女は僕らより一歩先に、同じ場所にたどり着いていた。それは悔しくもあり、同時にとても励みになることなんだ」とBonoは語った。
この曲の起源は実はかなり古く、2017年頃にThe Edgeが書いたデモ曲がもとになっている。当時のタイトルは〈Kuti Rocker〉で、Fela Kutiからインスピレーションを得たものだった。プロデューサーのJacknife Leeによると、最終的にアルバムに収録されたバージョンは、実に196回目の改訂版だという。Bonoはまた、Rosalíaの名前を曲に使う許可を得るのに、失礼だと思われるのが怖くて直接連絡する勇気が出ず、2人共通の友人Penélope Cruzに助けを求めたことも明かしている。「Penélopeに電話して『どうすればいい?』って聞いたんだ。『僕、ストーカーみたいに見えるよね』って言ったら」
一方で、Rosalíaと別のアイルランドのバンドとのコラボはもっとストレートだった。彼女はFontaines D.C.が近日リリースする5枚目のアルバム『Dopamine Chamber』に収録される〈Where Is Gone?〉で歌声を提供している。このアルバムは10月16日にXL Recordingsからリリース予定。それに先駆けて、Rosalíaは今週末『Saturday Night Live』の音楽ゲストとして出演する。10月10日放送回の司会はShane Gillisが務める。一方U2の『Carnaval De Luz』は11月13日にリリース予定で、ラストを飾る〈Torn〉には、Dolly Partonが生前最後に録音したボーカルが収められている。