
Zoom Hyperflightは「復刻ウィッシュリスト」の上位に入るようなモデルではない。2000年代初期のNikeバスケットボールラインの中でも比較的地味な存在で、KobeやLeBronのような話題性はなく、復刻される機会もほとんどなかった。今回SLAMがこのモデルを選んだこと自体が、ひとつの判断だ。誰もが知っているシューズを取り上げるより、バスケを理解している人だけが二度見するような実戦仕様のシューズを掘り起こすことを選んだのである。

カラーテーマは「Safety Orange」。文字通り工事現場の警告色のような明るさで、White、Smoke Grey、Blackで陰影をつけている。アッパーには広範囲にエナメル素材を使用し、光の当たり方によってオレンジとブラックがはっきりと反射する。この素材選びによって、シューズ全体の視覚的な重心はカラーの派手さではなく、アッパーの光沢感に集中している。SLAMのブランドディテールはアッパーにさりげなく組み込まれ、コラボとしての識別性は保ちながらも、決して出過ぎることはない。









