ハードコア・アルバムのリミックス参加リストに、Elton Johnとデスメタルバンド Dying Fetusが並んで名を連ねる――この組み合わせだけでニュースになる。Turnstileは相変わらずの型破りなやり方で、昨年グラミー賞を獲得したアルバム『Never Enough』を、音楽シーン屈指の異色メンバーを集めたコラボレーション作品として再構築した。

2025年6月にリリースされた『Never Enough』は、シングル「Seein' Stars」と「Birds」を収録。ボーカルのBrendan Yates率いるこのバンドは2026年のグラミー賞で2部門を受賞し、Coachella、Primavera Sound、Bonnaroo、Lollapaloozaといった大型フェスのステージにも立った。

それから1年余りを経て、TurnstileはSNS上で突如、リミックス盤『Never Enough: Versions』を発表。原盤収録の全14曲を再録音し、ゲストボーカルを迎える形で、8月28日(来週金曜日)にリリース予定だ。現時点で発表されている参加アーティストには、Elton John、Hayley Williams、Blood Orange、A.G. Cook、Julien Baker、Four Tet、Slayyyter、Dying Fetus、Oklou、Floating Points、Faye Webster、Nourished By Time、Alex Gが名を連ね、ポップ、エレクトロニック、エクストリームメタル、インディーシーンを横断する顔ぶれとなっている。

オリジナル盤『Never Enough』はNMEから五つ星評価を獲得し、「明るく」「奇妙」で「独自のポップ寄りハードコア語彙をさらに発展させた」作品と評された。同作はNME選出の2025年年間ベストアルバムでも8位にランクインし、シングル「Look Out For Me」も年間ベストソングの11位に選ばれている。

現在ヨーロッパツアー中のTurnstileは、8月28日・29日にロンドンのAll Points Eastフェスティバルで行われるTyler, The Creatorのヘッドライナー公演にゲストとして出演予定。同ステージにはClipse、Vince Staples、Daniel Caesarらも名を連ねる。バンドは9月から北米ツアーへと続き、こちらではClipse、Thundercat、Slayyyter、Yves Tumorらがサポートアクトを務める。