左足がピンク、右足がブルー。これはカラーリングのミスではなく、デザインそのものだ。Jordan Brandは今回、Air Jordan 3で「左右非対称」という往年のスポーツウェアの発想を大胆に取り入れた——アイレット、カラー、ヒール、ミッドソール、アウトソールと、同じパーツでも左右の足でまったく異なる配色を採用し、まるで古いスポーツジャケットを一度解体して、パーツを組み替えたかのような仕上がりになっている。
アッパーはディープブラックの「Obsidian」レザーをベースに、左足はアイレット、カラー、ヒール、ミッドソール、アウトソールにピンクとレッドのトーンを重ね、右足の同じ部分には濃淡の異なるブルーを配色。両足共通なのはトゥとヒールに施されたネイビーのエレファントプリント、そして工場出荷時から装着済みのクリーム色のシューレース——これが唯一、左右のシューズを一つのシステムとしてつなぎ止めているディテールだ。
カラーリング以上に注目すべきは素材の変更点だろう。従来のAJ3ではカラーとアイレット部分はレザー仕様が定番だったが、今回はメッシュ素材へと置き換えられている。タンにはリブ編みのニット素材が採用され、スウェットに近い質感を演出。裏地、インソール、アウトソールのトラクションパターンも赤・青のカラーロジックを継続しているが、白のJumpmanロゴとヒール部分の「AIR」の文字は両足で統一されており、あくまで「1足のペア」であることを示す識別ポイントとして機能している。ボックスにはレッドとブルー、それぞれのシューレースが追加で1組ずつ付属し、非対称の効果をより強調したいユーザーは自由に付け替えることができる。
Air Jordan 3「Sports Renaissance」は2026年8月15日発売予定。価格は現時点で未発表。













