宜蘭県頭城に位置する凱渡廣場酒店は、2026年夏から「海・陸・空」総合体験プランを開始し、宿泊の枠を外澳ビーチや亀山島周辺海域まで広げる。地域の既存の観光資源や屋外アクティビティ事業者と連携し、旅行者の行程をホテル施設だけに留めない構成にしている。
海上と空中の体験はどのように亀山島と外澳を結ぶのか
発表された海上プログラムには、ホエールウォッチングと亀山島への上陸、火山地形の観察が含まれるほか、通称「牛奶海(ミルクシー)」と呼ばれる海域へのチャーター船手配もある。この海域は海水が特殊な乳白色を帯びることからその名が付き、近年宜蘭沖で注目を集めるスポットの一つとなっている。
凱渡廣場酒店は通称「牛奶海」と呼ばれる海域へのチャーター船プログラムを提供している。 画像: Tatler Asia
牛乳海(ミルキーシー)チャーター船ツアーの様子。 画像: Tatler Asia空中体験は外澳のパラグライダー基地と提携し、旅行者が高所から蘭陽平野と太平洋が交わる景観を見渡せるようにしている。ホテルはこの資源をプランに組み込み、従来は点在していた地域アクティビティを宿泊行程の中に統合した形となる。
陸のプログラムにはどのような宜蘭の地元観光地が含まれるか
陸のプログラムにはヤシ林での乗馬体験が組まれ、ルートは外澳ビーチの海辺まで延び、馬に乗って海岸の景色を楽しめる。さらに行程は頭城老街、宜蘭傳藝園區、噶瑪蘭ウイスキー醸造所とも連携しており、歴史的な街区、伝統文化パーク、地元の醸造所という性格の異なる三つのスポットを網羅し、陸の体験がホテル周辺だけに留まらないようにしている。
外澳ビーチ自体にもサーフィン講座やビーチでの休憩スペースが用意されており、乗馬やパラグライダーに参加しない旅行者も、別途サーフィン講座を確認したり、海辺での休憩を手配したりできる。
ホテル自体の設備と飲食の企画
外部プログラムとの連携に加え、凱渡廣場酒店にはオーシャンビュールーム、プール、流れるプール(漂漂河)、温泉などの共用施設があり、海・陸・空のプログラムの合間に旅行者が休める選択肢を提供している。
凱渡廣場酒店のロビー。海・陸・空体験プランの宿泊拠点となる。 画像: Tatler Asia
凱渡プラザホテルの客室。 画像: Tatler Asia飲食面では、ホテル内のarchi藝廚をシェフ江振誠が監修し、宜蘭の地元の風土を着想源とした料理を提供する。これにより、宜蘭の自然と人文資源を軸に構築されたホテル全体の体験構成に、食の面からも呼応を試みている。
全体として、この海・陸・空プランは凱渡廣場酒店が2026年夏から発表した季節限定の企画であり、提供内容は季節、天候、提携事業者の実際の状況に応じて調整される。旅行者が行程を計画する際は、出航やパラグライダー実施に適した天候かどうか、その時々で確認する必要がある。