1店舗の営業日がわずか週3日、しかも金曜から日曜のみというのは、どんな小売の常識からしても大胆な決断だ。しかし場所がカリフォルニア・マリブの海辺だとすれば、その時間感覚は急に腑に落ちてくる——BEAMS MALIBUは23710 Malibu Roadに店を構え、営業時間は午前11時から午後6時、週末限定営業。まるで海岸線をドライブする人々がふらりと立ち寄るのを待っているかのようだ。
これはBEAMSにとってアメリカ初のマリブ拠点であり、この日本発メンズブランドがここ数年力を入れてきたロサンゼルス市場展開における最新の一歩でもある。ブランドは今年初め、BEAMS Americaの公式サイトでひっそりとこの計画を予告していた。「BEAMSはカリフォルニア・マリブにスペースを取得し、これから始まるプロジェクトの準備を進めている」とだけ記され、余計な説明もなく、開店のニュースはそのまま静かに現実となった。
時系列を遡ると、BEAMSのアメリカでの動きには明確なリズムがある。2024年にはロサンゼルスのダウンタウンで初のBEAMS Plus Limited Storeをオープンし、2025年夏には「All Things Japan」ポップアップストアを展開。同年にはBEAMS Americaの公式ECサイトも正式にローンチし、VansやChampionといったブランドとのコラボレーションも始めている。マリブ店はこの流れの中で最新、そして最も海に近い一手となる。
現時点で判明しているのは店舗の場所と営業時間のみで、店内の取り扱いカテゴリーや今後の展開都市に関する計画については言及されていない。












