夜に見える月光は、太陽光が続いたものでもある。謝鎮璘 DAMONXART はその光の受け渡しを起点に、Taipei Lumitree 敦南之森で《Daylight at Night 夜的日光》を開催している。会期は2026年10月1日から11月7日、木曜・金曜・土曜・日曜の18時から20時。仕事の後に訪れたい台北の読者にとって、時間と光を合わせて考える目的地だ。
夜の光学素材と光が、角度によって変わる風景をつくる。 夜の光学素材と光が、角度によって変わる風景をつくる。 平面が変わり続けて見えるのはなぜ? 作品は線、色、光学素材を組み合わせ、見る角度によって像が変化する。目に入る風景は物そのものだけでなく、自分の立つ場所や動きにも左右される。まず立ち止まり、ゆっくり横に動いて、線と色面の前後関係を比べてみたい。変化は再生中の映像からだけでなく、見る人の位置からも生まれる。
夜の光学素材と光が、角度によって変わる風景をつくる。 夜の光学素材と光が、角度によって変わる風景をつくる。 これは、定点で写真を撮るだけの装置とは異なる鑑賞の入口になる。写真はひとつの角度を残せても、その間の移り変わりを十分には伝えにくい。正面で1枚撮って去ると、身体の動きと作品の関係を見逃すことがある。通行を妨げない範囲で、立ち止まる、下がる、振り返る動作も鑑賞になる。
夜の光学素材と光が、角度によって変わる風景をつくる。 夜の光学素材と光が、角度によって変わる風景をつくる。 風動装置が太陽と月を現場の環境へ結ぶ 中型装置《Solar / Lunar 日月》は、風を動作に取り入れる。一方では太陽の模様が回転に伴って開き、重なり、もう一方では月を象徴するレンズが光の反射に応える。遠い天体の関係を近距離で観察できる構造に縮め、時間の流れに素材の表現を与えている。
風が関わるため、同じ作品が毎回まったく同じ状態を見せるとは限らない。機構や製品、素材に関心があるなら、支持部、回転、表面の組み合わせを観察したい。環境の力を構造がどう受け、図形が動きながらどう認識できる状態を保つか。光学アートをデザインされた物として読む視点にもなる。
LED回廊と700個のチャームで、異なる大きさへ 屋外LED回廊は、歩いて通れる場面として光を並べ、観客の歩幅を空間体験に取り込む。太陽の装置を縮小した光学チャームも700個限定で制作された。大型装置と携帯できる物の間では、大きさが変わっても成立する線、色、動きを比べたい。限定数は現在の在庫を示すものではない。
LED回廊と日月の図像が、歩いて入れる夜の場面をつくる。 LED回廊と日月の図像が、歩いて入れる夜の場面をつくる。 会場は台北市大安区敦化南路二段19号、宝紘敦南商業大楼1階。公園側の入口から入場する。開幕最初の週末に行われたアイスクリーム企画はすでに終了している。現在は夜間展示を中心に計画し、出発前にTaipei Lumitreeの最新開放案内を確認しよう。