彼がステージに戻ってきたのは、ついこの間のことだった。EMFはInstagramで、ここ数ヶ月Derry Brownsonが何度かバンドと共にステージに立っていたことに触れ、それが今、唯一の慰めになっていると綴った。というのも昨夜、この創設メンバーでキーボード・サンプリング担当だった彼の訃報が届いたからだ。享年55歳。
バンドは投稿で彼を「Brother In Arms」と呼び、ステージ上で演奏する彼の写真を添えて「君のいないバンドはもう同じじゃない。安らかに眠ってくれ、我らがDerry」と綴った。BBC Gloucestershireの報道によれば、Brownsonは脳腫瘍と診断され、治療を続けていたという。
Derran「Derry」Brownsonは1971年生まれ。Gloucestershire出身のこの英国オルタナティブ・ロックバンドの創設メンバーの一人で、90年代初頭にデビューシングル〈Unbelievable〉が一躍首位を獲得。1991年のファーストアルバム『Schubert Dip』は英国チャート3位を記録し、〈I Believe〉や〈Children〉もチャートインした。彼はそれ以来ずっとキーボードとサンプリングを担当し、バンドの古参メンバーとして活動を続けてきた。
2002年にオリジナルベーシストZac Foleyが亡くなった後、バンドは一時活動休止状態となったが、27年ぶりに新作アルバム『Go Go Sapiens』をリリースしたのが2022年のこと。2024年には『The Beauty And The Chaos』も発表した。そして今年の夏、バンドは全14曲からなる新たなアルバムを仕上げている最中であることを明かしていた——これがBrownsonが関わった最後の作品の一つとなる。
訃報を受け、音楽業界の仲間たちから追悼のコメントが相次いだ。Ashのボーカル、Tim Wheelerは「お悔やみ申し上げます。Derryの安らかな眠りを。愛を込めて」と綴った。ギタリストで作家のWill Crewdsonは「たくさんの愛と力を送ります。この知らせを聞いてとても悲しい」とコメント。バンドDictator、Therapy、そしてアメリカの音楽プロデューサーTommie Sunshineも追悼の言葉を寄せた。歌手Kirk BrandonはXで「彼の死に深い悲しみを覚えます。彼とご家族に愛と敬意を捧げます。この世界は彼を失って不完全なものになりました」と綴った。
現時点で、葬儀の詳細や新作アルバムの今後の進行状況について公式な発表はない。






