「rapist(レイプ犯)」と書かれたビラが、バンクーバーのGranville Streetにあるライブ会場前に置かれていた。10月8日木曜の夜、被害者の友人を名乗る人物がGeordie Greepのステージ開演前、列を作る観客にこの告発文書を配布したが、具体的な詳細や証拠は添えられていなかった。

Greepは元black midiのメンバーで、同バンドが2年余り前に「無期限活動休止」を発表した後、ソロ活動を展開。現在のツアーは3巡目に突入しており、2024年にリリースされたソロアルバム『The New Sound』をメインに据えている。
その夜、彼はバンドを伴わず一人でステージに立ち、長い時間をかけて疑惑への説明を行った。「基本的に昨夜起きたことは、バンドメンバーの何人かと飲みに出かけて、あちこち回って、その後かなり遅い時間のハウスパーティーで、その場にいた誰かの意図を誤解してしまい、ある行動に出てしまったが、それは実現しなかった」と彼は語った。続けて、その場ですぐに謝罪したこと、事態は完全な誤解だったと考えていることを述べ、「本当に辛いし、本当に申し訳なく思っている。この件全体について非常に動揺している。僕は絶対に女性をレイプしたりしない。僕はレイプ犯じゃない。そんな風に起きたことじゃないんだ」と語った。

Greepはその夜、公演の収益をブリティッシュコロンビア州内の性暴力関連の慈善団体に寄付すると発表し、その後は一人弾き語り形式でステージを最後まで続けた。SNS上の情報によると、説明後に会場を後にした観客もいれば、最後まで公演を見届けた観客もいたという。
騒動が数日にわたって拡大した後、Greepの残る全米ツアー公演は全て中止となった。コロラド州での2公演、ソルトレイクシティ、オマハ、ボイジーでの公演も含まれる。当初は予定通り開催される可能性が伝えられていたアイオワ州デモインのWooly'sでの公演も、最終的に中止が確定した。一方、ヨーロッパでのツアー日程については、現時点でまだ状況がはっきりしていない。