GoogleのPlay Storeで「store for apps」と検索すると、出てくるのはアプリストアではなくWalmartのような実店舗だ。これはEpic側の弁護士が法廷で裁判官に実演してみせた画面であり、この裁判で最も目を引くディテールでもある。

GoogleとEpicの反トラスト訴訟を担当し、その後の是正措置の監督も務める米連邦地裁のJames Donato判事は、GoogleがPlay Store内でサードパーティ製アプリストアのダウンロード導線に「不必要な反競争的な摩擦」を組み込んでいたと認定し、1週間以内の是正を命じた。The Vergeの報道によれば、Donato判事は、ユーザーが実際にサードパーティ製ストアを見つけたとしても、それらは通常の検索結果一覧には表示されず、独立したバナーの下に埋め込まれてしまうと指摘した。判事本人の言葉はこうだ。「これは容認できない、直さなければならない。あらゆる言い回しの可能性を網羅してほしい、たとえ7割程度しか正確でない表現であっても構わない」

もう一つ指摘されたのが、現在Play Storeに唯一登録されているサードパーティ製ストア「Aptoide」の問題だ。ユーザーが本来目にするはずの「インストール」ボタンが、「表示」に置き換えられていた。Donato判事は、この余分な一手間がダウンロードしようとする人を遠ざける結果になっていると指摘した。こうした批判を受け、Googleは最終的に1週間以内に調整を行うことに同意した。

Googleが2026年3月にサードパーティ製アプリストアへの対応を発表したのは、2025年末にEpicと和解に至った結果の一つであり、Donato判事が2024年に示した是正措置案の修正版でもある——当時すでに裁判所は、Googleがアプリ流通市場において独占的地位にあると認定していた。今回の裁定は、Googleの第一弾の対応がまだ緩和として不十分だったことを、はっきりと突きつけた形だ。