Serena Williams Design Crew(SWDC)のモデルはこれまで常に「一度限り」路線を貫いてきた。発売と同時に完売、そして二度と戻らない。Air Max Phenomenaはその例外だ。
このローファー×スニーカーのハイブリッドモデルは2025年夏に登場。レザーローファーのラスト(木型)にNikeお馴染みのAirクッショニングを組み合わせ、ドレスシューズとスニーカーを強引に融合させた一足だ。あれから1年、他のSWDC作品のように姿を消すことなく、補充と新色投入を繰り返しながら2026年になっても依然として棚に並んでいる。
最新ウェーブは「Cacao Wow」のチョコレートブラウン。同じレザーローファーのアッパーと厚めのAirソールを、深いブラウンで全体を包み込んだ、これまでのカラーの中でも最も魅力的な一足に仕上がっている。続いて「Metallic Silver」の新色、さらに定番の黒と「Burgundy Crush」のバーガンディも再入荷——主に海外のNike直営店や取扱店で展開されている。
同時期、Nikeのドレスシューズラインも活発だ。復刻版のAir Max Dolce、レザー版のShoxなども続々と参戦している。しかし話題性とリピート率で見れば、Phenomenaは現時点でこのライン中最も安定した一足と言えるだろう。
全員が納得しているわけではない。ドレスシューズのアッパーにスニーカーのソールという組み合わせは、もともと好みが分かれやすい。好きな人と眉をひそめる人が、ほぼ同数存在する。しかしPhenomenaの強みは、そのわざとらしさのない佇まいにある——アッパーは十分にフォーマルで、オフィスでも違和感なく履ける控えめさを持ちながら、カラー展開が「スタイリッシュに見せたいけど目立ちすぎたくない」層のニーズにちょうど応えているのだ。 このままNikeの定番モデルとして定着するかどうかは、現時点で公式な発表はない。なお、台湾での発売時期や価格については資料が提供されていない。






