461億枚ものトークンが鋳造されたにもかかわらず、手にできたのはわずか33.6万ドル――これがSymbiosisビットコインブリッジの今回の悪用事件で、最も違和感を覚える数字の組み合わせだ。
クロスチェーンプロトコルSymbiosisによると、同社のビットコインブリッジは攻撃を受けた後、すでに15BTCを回収したという。さらに攻撃者に対しては、残りの資金を返還すれば、そのうち20%を報奨金として保持できるという条件を提示した。この種の提案は通常、プロトコル側が法的手続きに訴えることなく、大部分の資産を優先的に取り戻したいという意向を示すものだ。
ブロックチェーンセキュリティ企業Blockaidが今回の事件について示した数字は、問題の所在を物語っている。Blockaidによると、攻撃の過程で約461億枚のsyBTCが何もないところから鋳造されたが、攻撃者が最終的に現金化できたのはそのうち約33.6万ドルにすぎなかったという。鋳造枚数と実際の利益との間に生じたこの大きな乖離は、脆弱性によって攻撃者が大量のトークンを生成できた一方で、それに見合う資産をすべて換金・移転できたわけではなかったことを示している。
現時点で公開されている情報からは、攻撃が具体的にいつ発生したのか、脆弱性の原因は何か、また攻撃者がこの20%の報奨金提案にすでに応じているのかどうかは明らかになっていない。