スラッシャー映画へのオマージュを捧げるホラー新作でありながら、劇中曲にSadeの『No Ordinary Love』を選ぶ——このギャップこそが『Teenage Sex And Death At Camp Miasma』の注目ポイントだ。Jane Schoenbrunが脚本・監督を務めた本作は、今週金曜(8月21日)に英国・アイルランドで劇場公開される。5月にはカンヌ映画祭でQueer Palm賞を受賞したばかりだ。
物語はHannah Einbinder演じるKrisが主軸となる。彼女は架空のスラッシャー映画シリーズ「Camp Miasma」のリブートを手掛けることになり、その過程で同シリーズの「最後に生き残る女性」役、Billyを演じたGillian Andersonに接触する。二人が交わることで、物語は恐怖と欲望が入り混じる血まみれの世界へと突き進んでいく。出演陣にはAmanda Fix、Arthur Conti、Eva Victor、Zach Cherry、Sarah Sherman、Patrick Fischlerも名を連ねる。
オリジナル音楽を手掛けたのはAlex G。Schoenbrunとのタッグはこれで3度目となり、以前は『We're All Going To The World's Fair』と『I Saw The TV Glow』でもコンビを組んでいた。オリジナル音楽に加え、劇中には印象的な既存曲も多数挿入されており、R.E.M.、Sade、M83などがその名を連ねる。
全曲リスト
以下が『Teenage Sex And Death At Camp Miasma』に収録された全楽曲だ:
Okay Kaya – 'Nightswimming'
Mark Maxwell – 'Just My Imagination'
Sergei Stern – 'Fashin Real Estate'
M83 – 'I Guess I'm Floating'
Sally Shapiro – 'Anorak Christmas'
Counting Crows – 'A Long December'
Alex G(feat. Paul Buchanan)– 'Pain Is The Heart Of Love'
Sade – 'No Ordinary Love'
Andy Shauf – 'Satan'
Donna Lewis – 'I Love You Always Forever'
R.E.M. – 'Supernatural Superserious'
Schoenbrunの前作『I Saw The TV Glow』はNMEの2024年ベスト映画リストにも選出され、当時の4つ星評論では「記憶、ノスタルジー、そして私たちがメディアを消費する方法など、多くのテーマに触れている」と評されていた。Alex Gとの3度目のタッグが同様の雰囲気を継承しているかどうかは、実際に鑑賞して確かめるしかない。






