Travis Barkerは今回『ニューヨーク・タイムズ』のPopcastのインタビューを受けたが、本来の主題は8月13日にHulu/Disney+で配信予定のドキュメンタリー『Travis Barker: Louder Than Fear』についてだった。しかし司会者に他に進行中のプロジェクトはあるかと聞かれると、彼はさらりとこう答えた。「いくつかプロジェクトを立ち上げているところで、プロデュース案件もあるし、次のBlinkのアルバムも作ってる」。

今年なのか、それとも2027年まで待つのかと聞かれると、Barkerはさらに直接的に答えた。「今年、Blinkのアルバムを作ってるよ」。それ以上の詳細はなく、曲名も、リリース日も明かされないまま、この一言だけが確認事項として残った。同時に彼はAlkaline Trioの新アルバムでもドラムとプロデュースを担当していることにも触れた。

Blink-182の前作は2023年の『One More Time…』で、Mark Hoppus、Tom DeLonge、Barkerというオリジナルメンバー3人が十数年ぶりに揃って制作した作品だった。昨年は「Missionary Impossible」ツアーを回り、少し前には2001年の名盤『Take Off Your Pants And Jacket』の20周年記念盤も再発され、ボーナストラック6曲が追加された。もしBarkerの発言が事実なら、これは3人が再結成してから2作目のアルバムということになる。

今回Barkerがインタビューを受けた本来の理由である『Louder Than Fear』は、実はもっとシリアスな内容の作品だ。Justin KrookとMichael Dwyerが監督を務めたこのドキュメンタリーは、少し前にニューヨークのSpring StudiosでTribeca Festivalにてワールドプレミアを迎えたばかり。内容は2008年に彼が九死に一生を得た飛行機事故を振り返るもので、当時彼は体表面積の65%に三度熱傷を負い、3ヶ月間の入院と26回の手術を経験した。彼は以前、事故後の不安と鬱がひどく「友人に100万ドルを払って自分を殺してもらいたい」と思うほどだったと語ったことがある。この作品は、そこから彼がどう立ち直っていったかを描いている。

Mark Hoppusも昨年NMEのインタビューでバンドのこれまでの変遷について語っていたが、その発言を今回のBarkerの控えめな発言と並べてみると特に興味深い。彼は90年代初頭にバンドを結成した頃、最大の夢はサンディエゴにあった1200人収容の小さなクラブ「Soma」を満員にすることだけだったと振り返る。「1995年にそこをソールドアウトさせた時、もう頂点に達したと思った。これ以上何があるんだって」。その後契約を結び、主流ラジオに乗り、会場もどんどん大きくなっていった。「去年、ロサンゼルス、ボストン、ニューヨークでアリーナを満員にした時、心の中で思ったよ。これ、俺たちがTomの家のガレージで組んだバンドだぜって」。 新アルバムについては、収録曲やリリース時期、ツアーの有無を含め、現時点でこれ以上の詳細は明らかになっていない。