私信に書かれていたのは「こんにちは、音楽人さん」だったが、ステージで口にしたのは「君は音楽人じゃなくて、イタい系だと思う」だった。この落差こそが、シャオウェイバー(本名・曾禹翔)が今回公に決裂を表明した核心部分だ。
シャオウェイバーは昨日(16日)動画を公開し、初めてドミドロとの間に半年間積もっていたわだかまりについて説明した。彼は、この半年間で創作量が明らかに落ち込み、一時はカウンセリングにも助けを求めたことを明かした。本当に耐え難かったのは、ネットユーザーが繰り返し「プリンスのデート」「ドミドロ」といったコメントを書き込むことではなく、相手が何度も自分の過去のエピソードをネタにし、最終的に大港開唱のステージ上で「イタい系」と呼んだことだったという。

シャオウェイバーはピアノの即興伴奏やカバー作品で人気を集めたが、話題になった後、ネットユーザーに24歳の時に出演した合コン番組『プリンスのデート』の映像を掘り起こされてしまった。彼は、それ以降どんな内容を発信しても、コメント欄では必ずこの過去の話に引き戻され、それが次第に創作量低下の原因の一つになったと語る。
今年1月10日、ドミドロが再び『プリンスのデート』の映像を引用して動画を制作。シャオウェイバーはその時点で不快に思ったものの、付き合いを考慮して我慢を選び、コメント欄でも礼儀正しく応じた。彼は「自分が敏感すぎるのではないか」とすら疑い、そのため直接不満を表明しなかったと打ち明けている。

転機となったのは3月の大港開唱だった。出演の約5日前、シャオウェイバーはドミドロから、パフォーマンス中に彼に関連したネタを使うという連絡を受けたが、当時は心身ともに疲弊しきっており、メッセージを開く勇気すらなかった。当日、彼は本人が舞台袖で出番を待っている最中に、ステージ上で『プリンスのデート』の映像が再生され、楽曲〈我愛你〉と組み合わされるのを耳にした。その後トークコーナーでドミドロは「僕は君のことを音楽人じゃなくて、イタい系だと思ってる」と口にしたという。
シャオウェイバーは事後、二人の私信スクリーンショットを公開し、当初のやり取りは音楽やパフォーマンス内容についての話し合いで、自分は真剣にコラボの進め方についての考えを伝え、私的には「こんにちは、音楽人さん」という返信すら受け取っていたのに、公の舞台では全く別の言い方に変えられてしまったと指摘した。彼は、本当に傷ついたのは「イタい系」という三文字そのものではなく、本来の意図が捻じ曲げられたこと、そして自分は舞台袖にいて、その全てを自分の耳で最後まで聞くしかなかったことだと強調している。

「僕が感じたのは、自分の本来の意図が捻じ曲げられたということです。彼がステージ上でこれを話す間、僕はそのすべてを聞き続けなければならず、とても傷つきました」。シャオウェイバーは動画の中でそう語った。彼はまた、この半年間何度もカウンセリングに助けを求めてきたことに触れ、最終的にこう決断したという。「彼との関係はもう続けられないと確信しました」。多くのネットユーザーのコメントには悪意がないことは理解しているとしつつも、「ドミドロ」という名前は今の自分にとって、もう見たくない存在になってしまったと述べ、今後の作品がこうした出来事と結び付けて語られないことを願っていると語った。
シャオウェイバーの公開説明を受け、ドミドロはその後、物議を醸した動画を削除し、コメントで応じた。当初はThreadsでその映像を見て面白いと思い、軽い気持ちでコンテンツに取り入れただけで、もし相手が不快に感じたら直接伝えてくれるだろうと思っていたと述べている。彼はシャオウェイバーの説明を見て初めて、事態が想像以上に深刻な傷を与えていたことに気づいたと明かし、相手を傷つけるつもりは決してなかったとした上で、今後は反省し、埋め合わせを試みると表明した。






