一言で、DeFi業界が米国の規制の進捗に抱く焦りを言い当てた。Aave創業者のStani Kulechov氏はThe Starting Blockのインタビューで、米国の暗号資産立法が停滞し続けるなら、DeFi業界は「Uber的アプローチ」を取らざるを得なくなるかもしれないと語った。
この発言が出たタイミングは偶然ではない。インタビュー直前、暗号資産業界の重要な規制枠組みと見られていたClarity Actが上院採決で通過に失敗し、DeFiや分散型プロトコルに明確なコンプライアンスの境界線を引くことが期待されていた立法プロセスは、再び不確実な状況に陥った。
Kulechov氏は「Uber的アプローチ」が具体的にどのようなものになるかについては詳しく説明せず、この比喩を視聴者、そしてワシントンに投げかけた。Aaveのような主流のレンディングプロトコルを立ち上げた創業者にとって、この発言はむしろ一種の姿勢表明のようなものだ。規制がなかなか整わない中、業界は最終的に自らの進む道を決めるしかない、というメッセージだ。
現時点で公開されている情報はこれだけであり、Kulechov氏はインタビュー内で「Uber的アプローチ」の具体的な運用方法については説明しておらず、Aaveがこれに伴い既存の戦略を調整するかどうかについても言及していない。