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Bill Haderが暴露、『サウスパーク』のフィッシュスティックネタはシアトルの車内で誕生した

Bill Haderが授賞式で回想したところによると、Kanye Westが何年も根に持ち続けている「fish dick」ネタは、実はMatt StoneとTrey Parkerがサケの遡上を眺めている最中に、思わず口をついて出た偶然の産物だったという。

Alex Shen, Culture Editor
Bill Haderが暴露、『サウスパーク』のフィッシュスティックネタはシアトルの車内で誕生した

脚本家一同がシアトルのバラード水門(Ballard Locks)の前でサケの遡上を眺める、本来なら静かな観光のはずが、結果的に『サウスパーク』史上最もKanye Westを怒らせたネタの発端となった。このエピソードは、先週木曜(8月13日)にロサンゼルスで開催されたテレビアカデミー殿堂(Television Academy Hall of Fame)入りの式典で、Bill Haderが『サウスパーク』の生みの親であるTrey ParkerとMatt Stoneを紹介した際に、自らの口で語ったバージョンだ。

Haderは2008年から2017年まで『サウスパーク』の脚本家を務め、『サタデー・ナイト・ライブ』や『バリー』の俳優としても知られる。彼は式典で、当時スタッフがシアトルで脚本合宿を行っていた際、ParkerとStoneがどうしてもバラード水門にサケの遡上を見に行きたいと言い張ったことを回想した。Haderは、その要求の意図がまったく理解できず、ただ二人の後ろに立って、彼らが黙って魚の群れを見つめる様子を眺めていたという。

Haderの話によると、まずStoneが「バイクに乗った魚がいて、他の魚たちを全部エヴェル・クニーヴェルみたいに飛び越えていくところを想像してみろ」と言い出し、Parkerが「しかもそいつはデカいfish dickを持ってる」と続けた。二人は一瞬固まり、Stoneが「今fish stickって言った?それともfish dick?」と聞き返すと、Parkerは後者だと認め、わざわざ「魚のペニス」という意味だと念押しした。帰りの車内でParkerがネットで検索したところ、このダジャレはこれまで誰も使ったことがないと判明し、一同は一気に盛り上がったという。

ネタの原型はその後、車内で組み立てられていった。Cartmanが「fish dicksは好き?口に入れるのも好き?だったら君はgay fishだね」と投げかけるくだりは、後にLenoやLettermanまで乗っかるほどの大ヒットネタとなる。そして一同は「このネタが理解できず、本気で怒り出す人物を誰にするか」を話し合い、Haderいわく全員が口を揃えて同じ名前を叫んだという。Kanye Westだ。物語の後半——Kanyeが記者会見で自分が「gay fish」であることを否定し、最終的に海に飛び込んで魚にラブソングを歌い、関係を持ってしまう——は、まさにこの設定通りに書かれたエピソードで、シーズン13の『Fishsticks』回として結実した。

Haderはスピーチの終盤、この長年の相棒二人の仕事ぶりについてこう評した。「彼らは、セリフの一つ一つ、展開の一つ一つに自分たちの評判すべてがかかっているかのように脚本を書くんです。それに、単に笑いを取るだけでなく、そのエピソードの感情がきちんと成立しているかを非常に気にする。彼らは、Kanye Westがどれほどあの魚とヤりたがっているかを、こちらに本気で感じさせたいんですよ」。

Kanye Westは長年このネタを本当の意味で気にせずにはいられなかったようで、2010年の〈Gorgeous〉、アルバム『Watch The Throne』収録の〈Made In America〉、さらには2021年に流出した〈Life Of The Party〉のデモの中でもこのエピソードに言及している。数々のインタビューでの反応を見ても、彼が結局このネタ本来の論理を理解できていなかったことがうかがえる。

『サウスパーク』はこの1年、アメリカのDonald Trump大統領を風刺する場面のたびにニュースを賑わせてきた。Parkerは今年5月、ホワイトハウスからの猛反発がむしろ制作を続ける原動力になっていると語っている。

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