展覧会オープン当日、The FADERチームはブルックリンの廃業した魚市場の建物、Agger Fish Buildingへ足を運んだ。1時間の展示ルートでは、まずバンドの結成秘話と4人のバーチャルメンバーの紹介がじっくりと語られ、その後手描き原稿や絵コンテ、模型へと展開していく——こうした背景から丁寧に説明する構成のおかげで、Gorillazに詳しくない人でも予習なしで十分楽しめる作りになっている。
Gorillaz House of Kongは9月1日にニューヨークで開幕。これまでロンドンとロサンゼルスでそれぞれ開催されてきた、一度きりで再演されない巡回形式の展覧会だ。会期は9月28日まで、そして翌9月29日にはGorillazがMadison Square Gardenでライブを行う——このタイミングの繋がりは実に分かりやすい。
展覧会を手がけたのはSWEARスタジオ。クリエイティブディレクターのStephen Thomas Gallagherは2018年からGorillazの全ライブパフォーマンスのビジュアルデザインを担当してきた人物だ。展示内容には、Jamie Hewlleyが手がけた未公開のキャラクタースケッチやミュージックビデオの絵コンテ、さらにアルバム『Plastic Beach』の島の場面を再現した大型3Dモデルなどが含まれる。公式プレスリリースによると、展覧会のストーリーはバンド結成初期、〈Tomorrow Comes Today〉でデジタル以前の音楽シーンに殴り込みをかけた頃から始まり、今年リリースされた9枚目のアルバム『The Mountain』まで一気に辿る構成になっているという。