エステ・ハイムは今年39歳にして結婚したが、彼女は今「もっと結婚生活を楽しんで、薔薇の香りを嗅ぎたい」と語っている。この言葉はHaimの次回作について語ったインタビューの中で出てきたものだが、説明というよりも、彼女がバンドの5作目のスタジオアルバムに定めたペースそのもののように聞こえる:急がない、と。
HaimはDanielle、Este、Alanaの三姉妹によるバンドで、昨年夏に4作目のスタジオアルバム『I Quit』をリリースし、その後Glastonbury 2025でサプライズ出演を果たした。秋には北米とイギリスのツアーを完走している。新作の進捗について尋ねられたエステはNMEにこう答えた。「Haimのビジネスは年中無休、週7日体制。私たちはずっと曲を書き続けていて、次の曲がどんな形になるか、いつも考えている」
とはいえ彼女は、三姉妹はまず立ち止まって、生活そのものを味わってみるつもりだと率直に語った。「しばらくその中で生きてみたい、生活を体験したい」。このインタビューは元々、エステがベラ・ラムジー主演の新作映画『Sunny Dancer』のサウンドトラックを手がけたことを軸に展開されたもので、共同制作者はLana Del ReyやThe Last Shadow Puppetsとも仕事をしたザカリー・ドーズだ。

インスピレーションの源について聞かれると、エステの答えは具体的だった:ニューヨーク。彼女は大学時代あまり会えなかった友人たちと、この街で再びつながることができたと語る。「一歩外に出れば、好きでも嫌いでもその流れの中にいる」。ニューヨークのエネルギーやサウンドは自分にとって特別なものだと語りつつ、まだ答えは出ていないとも認めた。「待ってみるしかない。答えはまだわからないけど、探っていく過程自体が楽しい」
エステが手がけているサウンドトラックの仕事は一つだけではない。クリストファー・ストレイシーと共同で、キャラム・ターナー主演の『One Night Only』の音楽を担当し、同作ではオーラ役として出演もしている。さらに彼女はNetflixの『Maid』や、シドニー・スウィーニー主演の『Anyone But You』の音楽も手がけてきた。同時期、アラナ・ハイムは『The Mastermind』『The Drama』『One Battle After Another』の3作品に立て続けに出演している。
『I Quit』は昨年、NMEの年間ベストアルバム50に選出され、収録曲〈Relationships〉も年間ベストソングリストにランクインした。アルバムは昨年10月にデラックス版がリリースされ、Bon Iverとのコラボ曲〈Tie You Down〉が新たに収録された。NMEは当時、本作に星4つを付け、「悲しみの旅路の交差点に立ち、教訓はすでに学んだものの、記憶の痛みはまだ消えていない」と評した。それでもなお、楽曲は絶望に沈み込むことなく、姉妹の絆の温もりが常にそこにあったとも指摘している。
5作目のアルバムについては、現時点でリリース時期や音楽性の詳細は未定で、すべてがエステの言う「模索」の段階にとどまっている。






