Pharrell Williamsが手がけるオークションプラットフォームJOOPITERといえば、これまでストリート、アート、スニーカー系のアイテムで知られてきたが、今回は本格的な時計専門オークションに挑んだ。新設されたWatches Departmentが放つ第一弾「Keeping Measure: Watches & Timepieces」は、半世紀以上に及ぶ時計製造の歴史を横断するラインナップ。Patek Philippe、Audemars Piguet、OMEGA、Piaget、Cartierといった名門メゾンから、Ressence、HYT、Speake-Marin、Ōtsuka Lotēcなど独立時計師の作品まで揃う。
このラインナップ自体が、明確な選定姿勢を物語っている。大手オークションハウスにありがちな、資産価値の高い定番モデルをただ並べるのではなく、量産化された名作と、実験精神に富んだニッチなインディペンデント作品を同じ舞台に並べているのだ。
今回最もストーリー性のある出品作は、1969年製のOMEGA Alan Bean Speedmaster。人類史上4人目の月面着陸者となった宇宙飛行士にちなむ一本だ。同じくOMEGAからは、初めてオークションに登場する複雑機構モデルSpeedmaster Chrono Chimeや、希少なトロピカルダイヤルの2915-3も出品される。機械式以外の驚きを求めるなら、HYTの2022年作Moon Runner Red Magmaは必見。液体時間表示技術で動くこのモデルは、このオークションの中で最も「時計らしくない」時計と言えるだろう。さらに、伝説的工房Gay Frères製、Ulysse Nardinの18kブレイデッドブレスレットモデルも出品されている。
オークションはすでに入札受付を開始しており、締切は2026年8月5日。ベテランコレクターだけでなく、時計愛好家として入門したばかりの人にも門戸を開いている。出品作の全リストはJOOPITER公式サイトで確認可能。価格や落札の詳細はプラットフォームの発表に準じる。













