ブランドの周年を祝うのに、多くの人はジャケット1着やスニーカー1足を作る。だがRonnie Fiegが選んだのは、車を2台レストアすることだった。これはKithとBMWにとって4度目のコラボレーションであり、これまでで最大規模のプロジェクトでもある——それぞれ単独の1点物としてレストアされた2台、1972年式3.0 CSiと1987年式M6 E24。塗装は統一してBMWが1971年に打ち出したInka Orange、当時「視認性の高さ」を売りにしたあのオレンジ色を採用した。

Ronnie Fiegが1点物のBMW2台をレストア、Kith 15周年を路上へ
Ronnie Fiegが1点物のBMW2台をレストア、Kith 15周年を路上へ

3.0 CSiはフレームオフ・レストレーションによる全面再構築で、パーツはBMW純正アーカイブから直接調達。M30直列6気筒エンジンとサスペンションシステムを組み直し、ウッドパネル内装を修復した上で、内装全体をキャラメルカラーのレザーに張り替え、車内全体にKithのモノグラムを刺繍している。M6 E24はロティサリー方式によるフルレストアを実施。S38直列6気筒エンジン、Getrag製5速マニュアルトランスミッション、純正BBS Style 5ホイールをそのまま残しつつ、内装は同じくキャラメルレザー×モノグラムでまとめ、3.0 CSiとの統一感を持たせた。

Ronnie Fiegが1点物のBMW2台をレストア、Kith 15周年を路上へ
Ronnie Fiegが1点物のBMW2台をレストア、Kith 15周年を路上へ

15年の時を隔てた2台を並べることは、ある意味でKithの15年間というタイムラインをそのまま形にしたようなものだ。1台は70年代のGT血統を体現し、もう1台は80年代のパフォーマンス志向へと橋渡しする——その間を同じカラーで縫い合わせている。この2台の1点物カーは、Kith for BMW 2026アパレル&アクセサリーコレクション全体のデザインの核でもある。つまり、コレクションのウェアに見られるラインやトーンの多くは、この2台の車体にそのプロトタイプを見出すことができるということだ。

Ronnie Fiegが1点物のBMW2台をレストア、Kith 15周年を路上へ
Ronnie Fiegが1点物のBMW2台をレストア、Kith 15周年を路上へ

Kith for BMW 2026は2026年8月17日、アメリカ東部時間午前11時に世界同時発売。実店舗、公式サイト、Kithアプリで同時展開され、ニューヨーク、ロンドン、パリ、東京の各タイムゾーンで一斉にオンラインとなる。アパレル単品の詳細や価格については、現時点で情報は明らかにされていない。