『デス・ストランディング』において、BB Podはプレイヤーが最も慎重に扱うアイテムだ――半透明のゲルに満たされた容器の中には赤ちゃんが眠っており、少し揺らすだけでミッションに影響が出てしまう。今回、Kojima Productionsは日本のオーディオブランドkm5とタッグを組み、この繊細かつどこか不気味なアイテムを、実際に音楽を聴けるCDプレーヤーへと落とし込んだ。
この限定モデル「Instant Disc Audio Cp1」は、外装がオレンジの半透明カラーで仕上げられている。デザインの狙いはシンプルで、CDが回転し、メカ部分が動く様子をそのまま見せること。これはBB Pod特有の、ゲルに包まれながらも内部がうっすら見える質感と重なる。ゲーム画面の中で静かに存在していたアイテムが、現実世界では回転する機械オブジェクトとして生まれ変わる――この変換のプロセス自体が、見た目のかっこよさ以上に興味深いポイントだ。
ハードウェアとしては、km5の標準モデル「Cp1」をベースにしたリファインバージョンで、ニキシー管風のLEDディスプレイを搭載。標準CDとミニディスクの両サイズに対応している。本体にスピーカーは内蔵されておらず、Bluetooth 5.3でヘッドホンやスピーカーに接続して音を出す仕組みで、一回の充電で約7〜8時間使用可能。あえてスピーカーを省き、本体を小型・軽量化することで、従来のCDウォークマンというより、デスク上に置くディスプレイアイテムとしての性格を強めている。
パッケージにも手が抜かれていない。km5は普段、極めてミニマルな外箱デザインを採用しているが、今回は特別にゲーム内のメカニカルな模様や警告マークがあしらわれ、質感の面でも『デス・ストランディング』の世界観にしっかりと寄せられている。単にロゴを貼っただけの安易なコラボではない。限定モデルにはそれぞれ、ゲーム内シーンをあしらったポストカードも付属する。
今回のコラボは、渋谷で開催中の「KOJIMA PRODUCTIONS × PARCO GAMES STRAND STORE」ポップアップストアと連動しており、店頭では他の公式グッズと並んで展示・販売される。価格は25,300円で、km5公式サイトと同ポップアップストアのみでの限定販売となる。それ以外の販売チャネルについての情報は現時点で公開されていない。






