
Vomero 5 はこれまで「dad shoe」というレッテルを貼られがちだった。厚底、複雑なレイヤー構造、安全志向のカラーリング。しかし今回の「Sail/Barely Green」バージョンでは、Nike はそのイメージを塗り替えることを決めた。


このシューズは、P-6000 も含む大型の半透明シリーズの一部。デザイン上最大の変化は、これまで多用されていたレザーレイヤーを、光沢感のある染色 TPU パネルに置き換えたことだ。そのキャンディのような透明感は、まさに2000年代初頭のゼリーシューズを思わせる。アッパーはメッシュやスウェードで層を重ねるのではなく、透明なケージ構造を重ねることで奥行きを表現している——複雑な構造は変わらないが、今回は決して「古臭さ」を感じさせない。

ベースは Sail のメッシュ、サイドのケージ部分とマッドガードには半透明の Barely Green TPU をあしらっている。インソールに現れる Pink のカラーブロックが全体のトーンと際立ったコントラストを生み出し、このシューズにおける唯一の鮮やかなディテールとなっている。


テクノロジー面は Vomero 5 らしい快適性のベースを維持。デュアルデンシティフォームのミッドソール、前足部・後足部の Zoom Air エアユニット、そして定番のプラスチック製シャンクによる中足部のサポートで、捻れに対する安定感を確保している。つまり、見た目は大胆に攻めていても、ランニングシューズとしての快適性の核心は損なわれていないということだ。

Nike Zoom Vomero 5「Sail/Barely Green」は2026年秋冬に発売予定。価格および発売日の詳細は未発表。






