今回の公演群は、バンドが昨年ステージに復帰した際の流れを引き継ぐものだ。Radiohead は2018年以来初めて再結集し、イギリスとヨーロッパの5都市でアリーナ公演20公演を完遂。うちロンドンの O2 では4夜連続公演を行い、動員数は同会場でそれまで Metallica が保持していた記録を更新した。公演の一部は、イギリスのライブ音楽業界団体 LIVE Trust と国境なき医師団への寄付にも充てられた。
ギタリストの Ed O'Brien は今年3月、バンドとしては毎年異なる大陸を訪れ、公演数を約20公演程度に抑えたいという考えを明かしていた。また、これらの楽曲がもたらす感情面・体力面の消耗は大きく、公演後には燃え尽きたような感覚になるとも率直に語っている。実際に発表された豪州・日本ツアーは21公演で、際限なく公演数を増やすのではなく、あえて数を絞り込もうとするバンドの姿勢がうかがえる。