正面から見れば、これはごく普通の日本式オフィスシャツにしか見えない。前ボタン、左胸ポケット、サイドの斜めスリットポケット——会議に着ていっても誰も二度見しないだろう。だが背中を向けた瞬間、首元の両側にこんもりと膨らんだ部分があることに気づく。そこには布地の下にファンが隠されている——洋服の青山は、現場作業員が着る空調服の技術を、ホワイトカラーの装いにひそかに持ち込んだのだ。

このKuchofuku 空調ワイシャツ半袖は、洋服の青山と、ファン付きウェアを専門に手がけるFZNが共同開発したもの。ベースとなっているのは「空調風神服」——建設現場や屋外作業の現場で長年使われてきた技術だ。今回のミッションは、これにワイシャツの外殻をまとわせること。着用者が通勤中に汗を拭きながらシャツが濡れて型崩れするのを心配しなくて済むようにするのが狙いだ。

2基のファンはそれぞれ95g。位置はあえて背中の真ん中を避け、体の両側寄りに配置されている。理由は単純明快——オフィスチェアに座ったり電車で背もたれに寄りかかったりしたときに、硬い部分が当たらないようにするためだ。ファンは165gの着脱式充電バッテリーで駆動し、風量は3段階に切り替え可能。最強モードでは毎秒約53リットルの送風で3.5時間稼働、中モードで5時間、最弱モードなら10時間まで持たせられる。通勤距離やその日の天候に応じて使い分ける仕組みだ。

裾には絞りコードが追加されているが、これはシルエットを整えるためではなく、下から風が漏れ出るのを防ぐための機能。冷気を服の中に留めて循環させ、汗を蒸発させる仕掛けになっている。ワイシャツ本体、ファン2基、接続コード、バッテリーがセットになった「エントリーコンプリートセット」は税込17,490円。サイズはM・L・XLを展開し、カラーはネイビーブルーとチャコールグレーの2色。洋服の青山の店舗または公式オンラインストアで購入可能だ。シャツ本体はポリエステル100%で、電子パーツを取り外せばそのまま洗濯機で丸洗いできる。毎日着て通勤する人にとっては、地味だが実用的なポイントだ。

洋服の青山把工地風扇縫進西裝襯衫,背面藏兩顆風扇騙過會議室