上空から地表を見下ろすと、河川や土壌が生み出す不規則ながらも独自の論理を持つ模様が浮かび上がる。FILA Athleticsは今回、この視点をそのまま一着のジャケットへと落とし込んだ。

FW26「ORACLE」シリーズはデザイナーJEONGLIがクリエイティブディレクションを担当し、開発は服飾研究、素材調達、生産管理を専門とするイノベーション機関TANTAが手掛けている。両者のコラボレーションにより、シリーズの出発点は空撮による地景とオーガニックな地形――土地が持つ流動的な構造をライトウェイトかつ適応性の高いテクニカルウェアへと翻訳することにある。よくある「アウトドア機能」の物語とは異なり、まず視覚的なリファレンスがあり、そこから逆算して技術を導き出すというアプローチが取られている。

現在公開されている主力アイテムはORACLE Active Jacket。Torayの機能素材を使用し、ACROFUSE縫製技術によってカッティングと構造を実現している。この2つのテクニカルディテールが、現時点で公開されている情報の中で最も具体的な部分であり、同カテゴリーの一般的なプロダクトとの差別化を図る鍵となっている。

今回のコラボレーションにおけるTANTAの役割は単なる製造委託先にとどまらず、素材選定から生産工程まで深く関与している。これがシリーズにおいて単なるビジュアルデザインではなく、「テクニカルな深み」が強調される理由でもある。

現時点では一部アイテムのプレビュー画像のみが公開されており、シリーズの全容、発売時期、価格については未発表となっている。

FILA Athletics FW26「ORACLE」空撮地形を纏うテクニカルジャケット
FILA Athletics FW26「ORACLE」空撮地形を纏うテクニカルジャケット
FILA Athletics FW26「ORACLE」空撮地形を纏うテクニカルジャケット
FILA Athletics FW26「ORACLE」空撮地形を纏うテクニカルジャケット
FILA Athletics FW26「ORACLE」空撮地形を纏うテクニカルジャケット
FILA Athletics FW26「ORACLE」空撮地形を纏うテクニカルジャケット