TIDEZINE.

オープニングアクトが全員降板する中、Guitar Centerは今も一般人からEd Sheeranの前座を募集中

Macklemoreの降板騒動を受け、Ed Sheeranのツアー前座陣が相次いで辞退。そんな中、Guitar Centerが一般人から前座出演者を募集する企画をそのまま続行しており、そのタイミングの悪さが際立っている。

オープニングアクトが全員降板する中、Guitar Centerは今も一般人からEd Sheeranの前座を募集中

応募ページは今も開かれたままで、対象は「無名アーティスト」。賞品は10月7日のメキシコシティ公演でEd Sheeranの前座を務める権利だ。楽器小売業者Guitar Centreが主催するこのコンテストが8月19日に公開された時点では、何の問題もなかった。問題は、このツアーには今、前座陣そのものが存在しないということだ。

Sheeranが現在行っている《Loop》ツアーでは、この数週間で前座アーティストが次々と降板している。発端は、Macklemoreがニュージャージー州ギレット・スタジアムでのSheeranの前座出演時にパレスチナ支持の発言をしたことで、その後降板させられたことだった。スタジアムのオーナーであるRobert Kraftは、自身が降板を決定したことを認め、その発言は「ユダヤ人コミュニティにとって非常に不快で傷つくものだった」と述べた。PinkやIsraeli-American Councilといった人物も、Macklemoreの降板を公に求めていた。

Macklemoreの降板後、FINNEAS、Lukas Graham、Aaron Rowe、そしてバンドBeogaが相次いで彼への支持を表明し、このツアーの前座および伴奏陣から降板した。アイルランドの伝統音楽バンドBIIRDも声明を発表し、「私たちは彼が語った一言一句を全面的に支持する」とコメント。同じくSheeranの前座を務めていた歌手のMyles Smithも「パレスチナの人々が今まさに直面している現実は、目を背けられるものではない」と語った。

Sheeran本人は「自分は共犯者ではない」と反論し、イスラエル・パレスチナ紛争について「衝撃を受けている」とコメント。双方が受けている苦しみを「悲劇」と表現した。この発言の後、彼はInstagramで20万人以上のフォロワーを失った一方、Macklemoreは逆に160万人以上のフォロワーを獲得した。Pink FloydのRoger Watersは公にSheeranを「little prick」と呼び、Macklemoreを「正しいことをした」と称賛。バンドMassive Attackも「2万人以上の子どもたちが虐殺されている状況において、『中立』というものは決して中立ではない」とコメントしている。現時点で、Sheeranは前座陣の降板やこれらのコメントについて反応を示していない。

一方Macklemoreは、このツアーで得た報酬全額、合計100万ドルをパレスチナに寄付。Kraftもまた「現地支援のため」として別途200万ドルを寄付したという。

こうした状況の中でも、Guitar Centreの募集企画は今も公式サイトに掲載されたままだ。今、他に前座を務めるアーティストが誰もいないこの舞台に立つチャンスを求めて、一般人からの応募を待ち続けている。

関連記事

Macklemoreがツアーから外され、Ed Sheeranツアーのオープニング陣が全員離脱を表明
Entertainment

Macklemoreがツアーから外され、Ed Sheeranツアーのオープニング陣が全員離脱を表明

Macklemoreがパレスチナ支持発言を理由にEd Sheeranツアーから降板させられた後、Beoga、FINNEAS、Lukas Graham、Aaron Roweが相次いでLoop Tourからの離脱を発表。ツアー全体を巻き込む連帯の動きが広がっている。

「Free Palestine」発言でツアー降板 MackemoreがKraft側からSheeranへの圧力を告発
Entertainment

「Free Palestine」発言でツアー降板 MackemoreがKraft側からSheeranへの圧力を告発

MackemoreはEd Sheeranの「Loop Tour」全10公演のオープニングアクトを務める予定だったが、MetLife Stadiumで「Free Palestine」と発言した後に降板。Robert Krafteらスタジアムオーナー陣が結託して最後通牒を突きつけたと本人が告発している。

Hayley Williamsがオープニングセットリストで降板アーティストを支持、Macklemoreの Ed Sheeranツアー降板騒動にまた一波乱
Entertainment

Hayley Williamsがオープニングセットリストで降板アーティストを支持、Macklemoreの Ed Sheeranツアー降板騒動にまた一波乱

Ed Sheeranツアーの前座陣が相次いで降板する中、Hayley Williamsはニューヨーク公演のオープニングセットリストに降板アーティスト全員の楽曲を組み込み、音楽で立場を表明した。

Macklemore、ツアーから除外 Ed Sheeranが声明「共犯ではない」
Entertainment

Macklemore、ツアーから除外 Ed Sheeranが声明「共犯ではない」

Macklemoreがパレスチナに関する発言をめぐりEd Sheeranのツアーサポート陣から外された件で、SheeranはInstagramを通じてこの決定は自分の意思ではないと釈明。沈黙を貫く立場についても説明した。

Fontaines D.C.、初のフィーチャリングはRosalía——Grian Chattenが熱望していたLana Del Reyではなかった
Entertainment

Fontaines D.C.、初のフィーチャリングはRosalía——Grian Chattenが熱望していたLana Del Reyではなかった

Fontaines D.C.が5作目のアルバム『Dopamine Chamber』の全収録曲を発表。ボーカルのGrian Chattenは長年Lana Del Reyとのコラボを望んでいたが、バンド史上初のフィーチャリングはRosalíaに。アルバムは10月16日発売。

MUNAのギタリストNaomi McPherson、末期がんの母親に寄り添うためツアー開幕数公演を欠席
Entertainment

MUNAのギタリストNaomi McPherson、末期がんの母親に寄り添うためツアー開幕数公演を欠席

MUNAは、メンバーのNaomi McPhersonが「Gets So Hot」ツアーの開幕から数公演を欠席し、末期がんを患う母親Harrietさんのもとに留まると発表。バンドはLou Royを代役として起用する。