LeeとF/CE.の初コラボレーションは、2026年秋冬の7型でワークジャケット、パンツ、ベストの関係を組み直す。公式には10月16日に紹介され、すでに販売中の91-BモジュラージャケットはJAPAN DENIM版60,500円、CORDURA DENIM版69,300円だ。まず確認したいのは、連結する91-B MODULE VESTは33,000円の別売りということ。開いたジャケットにベストが見える写真でも、価格に一式が含まれるわけではない。
91-Bジャケットとベストをどう分けて考える? 1940年代に生まれたLeeの91-Bを基に、構造と重ね方を再設計した。別売ベストは単独でも、内側に付けてライニングとしても、外に重ねても着られる。同じベストを単なる付属品でなく着こなしの中心にする可変性だ。2点の合計額に加え、どの組み合わせを使うか考えたい。ジャケットのポケットや丈が好きなだけなら、連結システムを全点購入の理由にする必要はない。
開いたジャケットの組み合わせ例。写るモジュールベストは別売り。 ベストの表地はポリエステルとナイロンを複合した特殊マイクロファイバーで、高収縮加工が張りと細かな風合いをつくり、中綿はPrimaLoft。ブランドは表地の防水性と透湿性を説明するが、衣服全体の耐水圧や雨具としての等級、数値は公表していない。素材の説明と完成品の保護範囲は分けたい。黒、茶、グレーは単体でも、濃色デニムの外に見える比率を変えても使え、写真のオレンジの内側は前を開く瞬間に明るさを足す。
室内の装いで白い半袖にベストを重ね、単体の比率を示す。 JAPAN DENIMとCORDURA DENIMの違いは? JAPAN DENIMはCOD6616を使用。古着を研究したRS66をW幅へ調整し、異なるムラ形状の糸で縦の表情を出す。公式は7番手×7番手、470g/㎡とする。CORDURA版は綿70%、CORDURAナイロン30%の混紡糸をタテにもヨコにも用い、あえて均一なストレート糸で復古的な凹凸を抑える。前者は縦の奥行き、後者はクリーンな面を目指すため、混紡率をすべての版に当てはめることはできない。
パンツはペインターとデザインワークの2系統。前者は1920〜30年代を起点に、バギーな形とイージーウエストを採用し、ハンマーループや工具ポケットを控えめにする。後者は伝統的な構造をパターンと可動域から見直す。JAPAN DENIMは順に41,800円と46,200円、CORDURA版は49,500円と57,200円。まず腰と脚の好みを決めてから素材を選ぶ方が、「機能的」なパンツはすべて同じという誤解を避けられる。
デザインワークパンツは曲線とポケットの配置で前面を組み直す。 写真とサイズはどこから比べる? 商品写真では斜めの大きなポケットと胸のファスナーが見え、CORDURAジャケットは茶色のコーデュロイ襟で対比を加える。ベストの平置きではキルト、前のファスナー、大きなポケットが明確で、室内の着用写真では白い半袖の上に重ね、全身ワーク服とは違う楽な比率を見せる。単品と組み合わせを分け、丈、肩、ポケット位置から、前を開閉した身体の線まで比べたい。全身写真一枚だけでサイズを決めないためだ。
ベスト単品でキルト、ファスナー、前ポケットを明確に見せる。 CORDURAデニムのジャケットは茶色のコーデュロイ襟を対比させる。 素材、別売りの説明、商品入口はF/CE.公式の協業紹介 へ。上は日本の税込価格で、公式の本文には税別価格もあるため表記を区別したい。通常のデニムに慣れているなら求める質感と手入れも考え、店で寸法と供給を確かめる。着脱する層と2つの素材から日常の選択を具体化する点が、この協業の要となる。