予告編は誰もいないリハーサルルームから始まり、カメラは静かに誰かが入ってくるのを待つ。やがてLiam GallagherとNoel Gallagherが相前後して到着し、画面は世界中のファンを震わせたあの再結成発表の瞬間へと切り替わる。これは単なるノスタルジー狙いのPVではない――少なくとも編集された映像を見る限り、狙いはむしろ、再び同じ空間に立つ兄弟の間に漂う、言葉にならない緊張感を捉えることにあるようだ。

Oasisのドキュメンタリー『Oasis: Don't Look Back In Anger』の公式予告編が正式に公開され、劇場チケットの販売も同時にスタートした。上映時間2時間のこの作品は『Peaky Blinders』のクリエイターSteven Knightが製作を手がけ、監督はDylan SouthernとWill Lovelace。両者は以前LCD Soundsystemのドキュメンタリー『Shut Up And Play The Hits』を手がけている。作品にはGallagher兄弟による20年以上ぶりの合同インタビューをはじめ、リハーサル、バックステージ、ステージ上の映像など「これまで見たことのない」貴重な場面が収められている。

予告編では、薄暗いリハーサルルームでマイクの前に立つLiamと、空間を隔てて互いを見つめ合う二人の姿が映し出される。Noelのナレーションは過去の「緊張関係」について語り、続いて驚くほど率直な一言を投げかける――「また台無しにしないか?」。場面はOasis Live '25のCardiff公演のライブ映像へと切り替わり、Liamはこのツアーが「心の悪魔を追い払う」ものだったと語る。会場全体が沸き立つ映像が続いた後、Noelはこう語る。「曲そのものは一つのことだが、彼(Liam)がこの人たちにとってどんな存在なのか、忘れていた」。さらにこう付け加える。「あの感情の爆発、人々にとっての意味の重さに、まったく心の準備ができていなかった」。予告編の終盤、Liamはこの再結成全体についての自身の定義を語る――「このバンドの物語を書き換えるチャンスなんだ」。

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北米の観客はFandangoほか各種チケットサイトを通じて9月11日公開回のチケットを予約購入可能。米加地域では9月9日にIMAX限定の先行上映も予定されている。英国の観客はVue、Showcase、Cineworll、IMAXでチケットを購入でき、こちらも一部9月9日の先行上映がある。LiamとNoelは9月5日、揃ってヴェネツィア国際映画祭に出席し、『Don't Look Back In Anger』のワールドプレミアに登場する予定だという。劇場公開終了後は、Disney+にて全世界配信、米国ではDisney+とHuluで同時配信される。

Steven Knightは本作についてこう語る。「Oasisのワールドツアーは、世代や文化、国境を越えて人々を一つにし、分断された世界に和解のメッセージを伝えた。この作品は単なるコンサートチケットではなく、いわばバックステージパスだ。観客はLiamとNoelが15年ぶりに同じテーブルにつき、過去と現在を率直に語り合う様子を目撃することになる」。Noelも以前、完成版を「ほんの一部」しか見ていないと明かしている。「もっと多くの部分を見た人たちは、みんな素晴らしいと言っている。あのツアーの感動を5パーセントでも捉えられていたら、それだけで大したものだ」。

この予告編の公開は、Oasisが2027年に英国・ヨーロッパツアーへ再び戻ってくるかもしれないという噂と時を同じくしている。マンチェスターでの凱旋公演やKnebworthへの再登場も取り沙汰されており、Live '25ツアーの主催者は最近Knebworthでの公演許可をすでに取得したという。一方で、Liamは新作アルバムの計画についてはまだ口を割っていない様子だ。先週にはOasisが、Knebworthでの2夜連続公演30周年を記念して、新たなグッズを発売したばかりでもある。