彭康隆の香港個展「Losing My Way to Watch the Flowers Bloom(迷路只為看花開)」が大館のINKstudio墨齋で11月28日まで開催中。10月22日に始まった第2期に入っている。異なる時期と大きさの約40点を二期に分ける展示で、全点が一室に同時に並ぶわけではない。11メートルの長巻、銀箔の六曲屏風、花と山水から、形式によって見る方法がどう変わるかを考えられる。以下の六点は展覧会全体の公式リストから選び、素材、比率、筆線を比較するものだ。
色は《Night Flowers at Dawn(日出時的夜花)》(2022)から見られる。紙に水墨と彩色による二連で、各140×83cm。黄緑の地に青、白、黒い線の花が広がる。《Rejuvenation(微雨眾卉新)》(2024)は80×144cmで青緑の色調となり、枝、葉、花が横に散る。どちらも花を識別できるが、その間は空の背景ではない。重なる筆線が伸び続け、普段は脇役とされる空間にも重みを与える。