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彭康隆の香港「迷路只為看花開」第2期は11月28日まで:11メートルの長巻、銀箔屏風、花卉山水

大館のINKstudio墨齋が異なる時期の約40点を二期に分けて紹介。《Roaming No.3》《Silver Thunderbolt》や花と山水の形式・素材を比べ、第2期の日程と開廊情報を読む。

Morgan Lee, Features Editor
彭康隆の香港「迷路只為看花開」第2期は11月28日まで:11メートルの長巻、銀箔屏風、花卉山水

彭康隆の香港個展「Losing My Way to Watch the Flowers Bloom(迷路只為看花開)」が大館のINKstudio墨齋で11月28日まで開催中。10月22日に始まった第2期に入っている。異なる時期と大きさの約40点を二期に分ける展示で、全点が一室に同時に並ぶわけではない。11メートルの長巻、銀箔の六曲屏風、花と山水から、形式によって見る方法がどう変わるかを考えられる。以下の六点は展覧会全体の公式リストから選び、素材、比率、筆線を比較するものだ。

11メートルの長巻と六曲屏風:二つの水平な読み方

《Roaming No.3(漫遊之三)》(2025)は紙に水墨と彩色、42×1,142cm。長さは11メートルを超えるが、高さは42cmしかない。濃墨、淡色、花の形が横に続き、一つの中心を見るのでなく視線を移動させる。スマートフォンで細い帯に縮小された画像との差は大きく、長巻の比率そのものが読む条件になる。まず濃淡の全体のリズムを追い、それから一部分の枝葉や岩の筆触へ戻ると、漫遊を鑑賞の動作として捉えられる。

《Silver Thunderbolt(霹銀)》(2023)は、水墨、銀箔、六曲屏風によって同じ水平の読み方を変える。作品本体は157×331cm、額装寸法は別に175×354×2cmとあり、混同できない。山、枝葉、滝のような明るい余白、周囲の細かな模様が広がり、六面が連続と区切りを同時につくる。長巻が道に沿って開くとすれば、屏風では枠と継ぎ目も構図に加わる。素材と形式が風景の空間化に関わる。

青い花から濃墨へ:二連と正方形に近い構図

色は《Night Flowers at Dawn(日出時的夜花)》(2022)から見られる。紙に水墨と彩色による二連で、各140×83cm。黄緑の地に青、白、黒い線の花が広がる。《Rejuvenation(微雨眾卉新)》(2024)は80×144cmで青緑の色調となり、枝、葉、花が横に散る。どちらも花を識別できるが、その間は空の背景ではない。重なる筆線が伸び続け、普段は脇役とされる空間にも重みを与える。

これらを《Mahler’s Fifth(馬勒第五號)》(2024、紙に水墨と彩色、120×122cm)と《Drawing Out(拔勢)》(2025、紙に水墨、120×120cm)と比べたい。正方形に近い画面では、密な線があらゆる方向へ蓄積する。《Drawing Out》は濃墨の山塊のそばに明るい通路を残し、《Mahler’s Fifth》は枝と皴の筆線を一つの旋回へ押し込めるように見える。形に名前を付ける前に、黒と白が互いに道を残す方法だけでも視線は導かれる。

第2期は11月28日まで:大館のINKstudioへ

彭康隆は山水を基礎に、2013年から花の題材を試み、山水の細密な皴法と奥行きを花の表現へ取り入れた。花卉山水の違いは山か花かという主題だけでなく、同じ筆墨が比率、密度、色や光をどう変えるかにある。題名の「道に迷う」は完成像を先に定めず、筆墨に沿って進む制作方法に対応する。よく知る花の名前を探すだけでなく、異なる形式を比較すると変化が見えてくる。

第1期は2026年9月19日〜10月21日、第2期は10月22日〜11月28日。作品は入れ替えに従うため、特定の一点を見たい場合は画廊へ事前に問い合わせられる。INKstudio香港は中環・荷李活道10号、大館営房大楼1階03-104室。公式開廊時間は火〜日曜11:00〜19:00。公式展覧会・個別作品ページで素材、年、寸法を確認し、長巻、屏風、二連、正方形に近い絵の読み方の違いを訪問計画に取り込める。

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