Contiはベイエリアで育ち、両親は共にフルタイムのアーティスト。10代の頃は弟と一緒にパンクバンドを組んでいた。その後San Francisco Stateから映画専攻でNYUに編入したが、当時ニューヨークで再び盛り上がりを見せていたインディーミュージックシーンにどっぷりのめり込んでいく。「友達がたくさんできて、気づいたらずっとライブに通っていた。音楽がこの街での生活の中心になったんだ」。パンデミック中は自宅でのレコーディングに集中する時間が増え、2023年に世界が再び動き出すと、映画の現場仕事から飲食業に転じ、音楽により多くの時間を割けるようにした。
2025年、〈Looking at the Geese〉などを収録したセルフタイトルのデビューアルバムをリリースし、同年1月にはBaby's All Rightでヘッドライナー公演も実現。その後、underscores、After、Magdalena Bayらが所属するMom + Popと契約を交わした。
新作の中で死について最もストレートに語っているのが、亡き弟に捧げたシングル〈Leaving The Zoo〉だ。「この曲で捉えたかったのは、誰かが亡くなったと知らされたあの瞬間、そしてそのあと続いていく、なんとか折り合いをつけようとする、受け入れようとする細々とした経験のすべてなんだ」とContiは語る。歌詞では「君がいなくなった時、生きることは苦役になる」と歌い、サビでは「動物園を出る/僕もそうするだろう」というフレーズが繰り返される。生きている世界を、次々と通り過ぎていく獣舎の連なり、束の間の展示のようなものに例えている。「この曲を書くことが、癒しになればいいと思っていた」と彼は言う。「死に対する自分の考え方が変わったわけじゃない。でも、自分がこのことについて実際どう感じているのか、それがはっきり見えるようにはなった」