
都市の中で見知らぬ者同士が、目に見えない一本の線でつながっている——そんなイメージが、今シーズンSAN SAN GEARが自らに課したテーマだ。韓国発の機能派ストリートブランドによるFW26シーズンは「CABLE」と名付けられ、都市の中で交錯する束の間の出会いと、その裏側で都市を動かし続ける見えないネットワークをコンセプトに据えている。


このコンセプトは言葉だけにとどまらず、カッティングやディテールにも具体的に落とし込まれている。アウターは多層構造を採用し、ケーブルを思わせるライン装飾をあしらうことで、「つながり」という言葉をそのまま型紙に編み込んだかのような仕上がり。ニットアイテムはオーバーサイズシルエットに構築的なパターンを組み合わせ、バッグ類はモジュール設計を強調し、シーンに応じて分解・再構成できるようになっている。カラーリングは彩度を抑えた都市的なグレースケールを基調とし、鋭さのあるアクセントカラーを差し込むことで、シリーズが投げかける「日常の構造の裏に潜むネットワーク」というテーマを表現している。










