前回の新曲リリースから、SOBxRBEはリスナーを7年間待たせてきた。今回カムバックしたのはYhung T.O.、DaBoii、Slimmy Bの3人で、新曲のタイトルは《Ten Summers》。このタイミングは、Bay Areaのラップグループが2016年に結成してから10周年を迎えるのとちょうど重なっている。

今年3月、彼らはまず7年ぶりとなる初のライブを開催。今回はそこに新曲第1弾を加え、ミュージックビデオも公開した。声明の中で3人は《Ten Summers》を「自分たちなりのやり方で再び集まった」証だと位置づけ、「かつては乗り越えられないと思っていたことも、実は乗り越えられる」ということを証明したかったと語っている。

編曲や歌詞の細部を語るよりも、3人が選んだのは「時間」そのものについて語ることだった。「僕らがこれを始めた頃はまだ若くて、周りで起きていることの方が音楽そのものより大事だった」と声明の中で述べている。「時間のおかげで僕らは成長する機会を得て、父親になり、本当に大切なものが何なのかもわかるようになった。僕らは兄弟であることを一度もやめたことはない」。この言葉自体は、この7年間に具体的に何が起きたのかを説明してはいない。しかし「父親」という立場を声明に盛り込んだこと自体が、これが単なる音楽的な復帰ではないことを十分に物語っている。

SOBxRBEは今年、すでに2本のライブが決定している。サンノゼでのBack 2 the Bayと、ソルトレイクシティでのNew West Coastだ。3人は今後「追加のライブ日程」も発表するとしているが、現時点で詳細は明らかにされていない。彼らの全盛期を見逃したリスナーにとっては、Pitchforkが当時Best New Albumとして評価したアルバム《Gangin'》が、このグループを知るための起点として今なお有効だ。