David Byrneは昨年、《The Times》の取材で再結成の可能性について率直に語っていた。「人々が20代前半で初めてあの音楽を聴いた時の感覚を再現しようとする?そんなのは馬鹿がやることだ。それに、今やっていることを僕は楽しんでいる」。この発言を踏まえると、今回のTalking Headsの共演には一層注目が集まる。
SiriusXMは新チャンネル「Talking Heads Radio」を開設し、David Byrne、Chris Frantz、Jerry Harrison、Tina Weymouthの4人がチャンネル開設当日に登場し、トークを収録する。チャンネルではバンドのキャリアを通じた楽曲を放送し、公式資料では「50年の音楽」をカバーするとしている。カーラジオでの放送期間は10月1日から10月22日まで、SiriusXMアプリでは10月31日まで配信が続く。
このトークは9月28日、ニューヨークで観客を前に収録され、司会はEste HaimがQ&Aを担当、チャンネル開設当日の正午に放送される。4人揃っての共演はTalking Headsにとって珍しいことだ。前回の公開登場は2023年、トロント国際映画祭でのQ&Aで再集結した際で、名作コンサート映画『Stop Making Sense』の記念上映に合わせたもので、20年以上ぶりの再共演だった。当時、再びパフォーマンスをする可能性を問われたWeymouthは「今この瞬間を楽しんでいるだけ」と答えていた。
Frantzは2022年、NMEの取材で再結成の難しさについて語っていた。「何度か試したよ。最後は確か20年ほど前だったかな。それ以降Davidは『もうこの質問はされたくない、この件には対応しない』と言うようになった。残念だけど、そういうものさ」。Byrneが後に《The Times》で語った内容と対照すると、今回のチャンネル開設に合わせたトーク収録は、ここ数年で最も「再結成」に近い動きと言えるだろう。とはいえ、その性質はあくまでインタビューであり、ライブや録音での共同作業ではない。