業界がブレーキを求める一方、トランプ氏はアクセルを踏み込もうとしている。しかもその第一歩は、AIの名称変更だという。彼はTruth Socialで投票を実施し、「artificial intelligence」を「より上品で的確な表現」に置き換えたいと提案。候補には「extreme intelligence」と「supreme intelligence」——直訳すれば「究極の知性」や「至高の知性」が挙がった。この投稿自体に技術的な内容はほとんどないが、トランプ氏のAIに対するスタンスを見事に体現している。つまり彼にとってAIは管理の問題ではなく、ブランディングの問題なのだ。
同じ投稿の中で、トランプ氏は「AI Force」という新機関の設立も発表。全体を統括する「AI czar」(AI皇帝)の人選も近日中に公表するとした。彼はこの構想を宇宙軍(Space Force)創設になぞらえたが、AI Forceが具体的に何を行うのか、組織の規模、所属省庁については触れられていない。今のところ明らかになっているのは名称と、一つの約束だけだ。「我々はいかなる形であれ、この驚異的な産業の成長を妨げたり、潰したりすることは絶対にない」とトランプ氏は綴った。「むしろ、我々はそれを大切にし、支援し、成長を見守っていく」







