画面の切り替えが続く毎日の中で、どんな物なら人をしばらくその場にとどめられるだろう。AppleとDesign Miamiの2026年Designers of Tomorrowは「プレゼンス」をテーマに、Rodman Primackが企画を担当。Salem S. Charabi、Isabel Rower、Yoonjeong Lee、Parafernaliaの4組が参加した。10月20日にパリのHôtel de Maisonsでの展示とともに発表された、ブランド協業企画の第2回だ。Appleの制作ツールも紹介する取り組みで、
光と音、それぞれの感覚で注意を留める
エジプト系デンマーク人建築家Salem S. Charabiの《The Emergence of Light》は、繊細な骨組みをバナナ紙で覆い、溝のある石灰岩の台座に載せる。骨組みはナツメヤシの葉を手で積み重ねたもの。約3ミリ幅の各部材を割き、穴を開け、端を整えてかみ合わせる。光が紙を通っても内側の構造がうっすら残り、細い支持部と重い石が対照をなす。均一な発光面にするだけでなく、組み立ての細部も見せる。
薄いシェードと石灰岩の対比をつくる《The Emergence of Light》。シェード下に細い骨組みと接合部が見える。