Kanye West、Pharrell Williams、Vera Wangまでもがコレクションするのは、しわくちゃになったショッピング紙袋を描いた一枚の絵だ。Cj Hendryはインクを使い、写真と見紛うほどの超写実的な質感を描き出し、一作品が5万米ドルという高値で取引されたこともある。そんなアーティストが今回台北に持ち込むのは、まるまる一部屋分のモコモコの花だ。
「Flower Shop」はCj Hendryによるモコモコの花のインスタレーションシリーズで、2024年にニューヨークで「Flower Market」という形でまず披露された。花の骨組みは金属とワイヤーで組み立てられ、外側には柔らかいファー素材が包まれ、バラ、ユリ、ボタンなど各品種のディテールを再現している。遠くから見れば花だが、近くで見ると触れるモコモコのぬいぐるみのようだ。彼女は米国版『ELLE』に対し、色使いが一番難しい部分だと語っている――「彩度が高すぎると偽物っぽく見えてしまうので、バランスを見極める必要があります。花によってはfun and friendlyな雰囲気にしたいものもあれば、dustyなトーンを持たせたいものもある」といい、一輪の花が完成するまでに4、5パターンを試すことも珍しくないという。また、色彩が豊かでディテールが複雑な花ほど、制作過程で最も時間がかかる部分だとも述べている。

8月28日、「Flower Shop」が初めて台湾に上陸する。会場は台北微風広場Gフロア。現場には100種のモコモコの花が集結し、そのうち7種は台湾の花を専門にインスピレーション源として制作された作品だ。Cj Hendryはこう語る。「これから皆さんが花を目にするたび――それがモコモコの花であれ本物の花であれ――この美しさと喜びを思い出してもらえたら嬉しいです」
展示販売期間の詳細、作品リスト、販売価格については、8月28日のオープン当日に同時公開される。






