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ロンドンV&AでFreddie Mercuryの8ルックを無料公開、王冠からMercury Wingへ7か所を巡る

南ケンジントンのSplendid Thingsは2027年1月17日まで、予約不要。約35分の推奨ルートで舞台衣装と美術館の所蔵品を見比べる。

ロンドンV&AでFreddie Mercuryの8ルックを無料公開、王冠からMercury Wingへ7か所を巡る

ロンドンでFreddie Mercuryの舞台衣装を間近に見るなら、V&A South Kensingtonの「Freddie Mercury | Splendid Things」が2026年10月24日に公開され、2027年1月17日まで無料・予約不要で開催中だ。既存の常設展示室に8ルックを配置した7か所のルートで、目安は約35分。一室に全衣装を集めた展示でもQueenのライブでもなく、彫刻、日本の造形、絵画、タペストリーの空間とロック衣装の対比が特徴となる。

8ルックを7か所で、まず50a・50b室へ

最初は中世・ルネサンス部門の50a室。バルコニーを見上げると、赤白のFlash衣装と短いマイクがある。1980年の舞台イメージを示す服のそばや下には、より古い彫刻や建築部材が置かれ、舞台の英雄的なポーズと歴史展示をつなぐ。2か所目は50b室へ移り、Diana Moseleyが1986年Magic Tourのためにデザインした王冠と赤いマントが、彫刻とステンドグラスの間に長い線を描く。

彫刻展示室のバルコニーに立つ赤白衣装のマネキン
1980年のFlash衣装を2026年のV&A展示で紹介。

3か所目の45室、日本ギャラリーでは、私物の衣装2点を並べる。1970年前後のジャケットと、1950〜70年に年代づけられた着物だ。日本の織物がMercuryの日常やイメージに入ったことを示し、すべてをコンサート衣装とは呼べない。4か所目は絵画部門の82室で、1973年Imperial College公演の白黒ツーピースを見る。周囲の絵画と同じ視野に入り、身体の輪郭と描かれた人物の姿勢を比べられる。

Mercury Wing、Spine Suit、空間音響は94室に

5・6か所目はともに94室タペストリー・ギャラリーで、1975年の白いMercury Wingのキャットスーツと黒いSpine Suitを紹介する。どちらもWendy de SmetとMercuryの協働に関わる。白の袖口とボレロには翼のイメージ、黒の袖には突起があり、別の人物像を示す。同じ室内でも一着ではなく、8ルックを8つの独立展示室と数えないようにしたい。

この区画には、1975年のオリジナル分離音源を用いたBohemian Rhapsodyの空間音響による再構成もあり、衣装と動的な照明が雰囲気をつくる。新曲初公開やバンド演奏ではなく、美術館のサウンド・インスタレーションだ。最後の7か所目は写真センター108室で、1985年Made in Heavenのミュージックビデオ衣装を展示。赤い布と交差する支持材が鮮明な画面をつくり、ライブの舞台から映像によるイメージづくりへ導く。

窓の前で交差した黒い支持材に支えられた赤黒の衣装
1985年Made in Heaven映像の衣装を写真センターに展示。

チケットは必要?南ケンジントンの住所と時間

ルートはMary Austinとともに企画し、Mercury生誕80周年の年に合わせ、彼女が8ルック中7点を貸し出した。すべてが同じ貸出者の品という意味でも、自宅のコレクションをそのまま再現したものでもない。公式ガイドの公開日は10月23日。館内写真は2026年の展示記録で、服そのものの年代とは異なる。スターの姿を追うだけでなく、作品ラベルや周囲の所蔵品も読み、衣服、演技、展示がどう記憶をつくるか見たい。

会場はCromwell Road、London SW7 2RLのV&A South Kensingtonで、V&A Eastとは別だ。公式サイトは毎日10:00〜17:45、金曜は22:00までと案内する。この展示は無料・予約不要だが、約35分は導覧の目安で、入場枠や所要時間の保証ではない。出発前に公式7か所ガイドと地図リンク、展示ページで当日の各室へのアクセスを確認し、自分のペースで計画したい。

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