5・6か所目はともに94室タペストリー・ギャラリーで、1975年の白いMercury Wingのキャットスーツと黒いSpine Suitを紹介する。どちらもWendy de SmetとMercuryの協働に関わる。白の袖口とボレロには翼のイメージ、黒の袖には突起があり、別の人物像を示す。同じ室内でも一着ではなく、8ルックを8つの独立展示室と数えないようにしたい。
1975年の黒いSpine Suit、94室。1975年の白いMercury Wing、94室。
この区画には、1975年のオリジナル分離音源を用いたBohemian Rhapsodyの空間音響による再構成もあり、衣装と動的な照明が雰囲気をつくる。新曲初公開やバンド演奏ではなく、美術館のサウンド・インスタレーションだ。最後の7か所目は写真センター108室で、1985年Made in Heavenのミュージックビデオ衣装を展示。赤い布と交差する支持材が鮮明な画面をつくり、ライブの舞台から映像によるイメージづくりへ導く。