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府中15の台湾VR展、11月22日まで:海賊、元神宮、演劇が変える鑑賞の位置

板橋の府中15で台湾発のVR四作品を紹介。展示は入場無料、VRは100~150台湾ドル。三つのプログラムを体験できるセット券も。

Jordan Lin, Deputy Editor
府中15の台湾VR展、11月22日まで:海賊、元神宮、演劇が変える鑑賞の位置

板橋の府中15で開催中の「穿越幻境-臺灣原創VR特展進擊中」は、観客をスクリーンの前から物語の空間へと移す展覧会だ。会期は2026年9月11日から11月22日まで、会場は3~5階。高雄市電影館とともに台湾オリジナルの四作品を選んだ。展示エリアは無料で、ヘッドセットを使うVR体験には別途チケットが必要。没入型映像を知りたい人は、二つの参加方法を分けて計画できる。

民俗喜劇、海賊の冒険、身体に近い演劇

徐漢強(John Hsu)の『全能元神宮改造王』は、2017年制作、10分のVR360作品。頭に着ける装置と民俗儀礼の想像力を結びつける。自分の運命を象徴する元神宮に入った主人公は、生活の問題を解決しようとするが、改造によってさらに大きな騒動が起こる。台湾らしい喜劇を通じ、機器の新しさだけでなく、身近な文化的記号から仮想空間へと導く。

元神宮の提灯と吊り下げた文字パネルの横にいるヘッドセット利用者
『全能元神宮改造王』の体験エリアでは、提灯や文字のデザインが民俗の題材に呼応する。

黄丹琪とMorgan Ommerによる『女海盜』は、『成名之路』と『生存守則』の二作品で、それぞれ17分。姚以緹が鄭一嫂を演じる。前作は実写とアニメーションを組み合わせ、続編は4Dviewsのボリュメトリックキャプチャーを導入した。物語も一人の女性の運命から、1809年に海賊勢力が外敵と内部の危機に直面する選択へ進む。続編では捕らわれた通訳者の視点を使い、観客の位置と権力関係を結びつける。

同じヘッドセットでも、鑑賞方法は異なる

河床劇団の郭文泰(Craig Quintero)による『寂靜/A Simple Silence』は、2024年制作、12分のVR360作品。「開房間/Just for You」シリーズが探る、見ることと見られることを引き継ぐ。演劇の距離を視線や身体のすぐそばまで近づけ、海賊物語の冒険のスケールと対照をなす。四作品を同じ訪問で見ると、台湾の作家が民俗、歴史、パフォーマンスから異なる没入の物語を組み立てていることが分かる。

『女海盜』シリーズは立って歩きながら見る動的な体験が推奨されるが、ほかの二つのプログラムまで同じ操作型ゲームというわけではない。主催者は12歳以上を推奨し、上映時間には装着や説明が含まれないため、さらに10~15分ほど見込んでおきたい。展示された衣装、網、道具はデジタルの物語に実物の手掛かりを与える。公開写真には、作品解説と体験エリアの間を移動する来場者の姿が写っている。

衣装、網、道具の陳列に向き合う来場者
衣装や道具の展示前で説明を聞く来場者。

チケットと受付はどうする?

『全能元神宮改造王』と『寂靜』の一般料金は各100台湾ドル、『女海盜』シリーズは150台湾ドル。315台湾ドルのセット券は三つのプログラムを各一回体験でき、四回分ではない。別々の日でも利用できるが、座席指定は一度に行う。VRは電子チケットと電子認証のみで、各回の10分前までに受付を済ませ、販売は開始5分前に締め切られる。開始時刻ぎりぎりの到着は避けたい。

府中15は新北市板橋区府中路15号にあり、展示時間は09:30~17:00、11月2日は全日休館。OPENTIX公式プログラムページで日程、残席、変更を確認できる。10月23、24日は台風で中止になったため、選んだ日の告知を出発前に確認したい。一度に全部を見る必要はなく、無料展示を見てから興味のある一本を選ぶことで、作品を連続するゲームのステージとして扱わず、自分の鑑賞ペースを保てる。

赤い幕の前でヘッドセットを着けて座る二人
公式の展示記録に写る『寂靜』のVR体験風景。

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